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千葉の変なトンネルを見に行ってみた~前編  2021-04-07

千葉県には面白いトンネルがたくさんある。
有名なものも多いのでご存じの方も多いとは思うが、その有名どころを見に行ってみた。


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と言うことで、まずは、三島ダムにある、内部で直角に折れ曲がるトンネルへと向かうことに。
このトンネルは、GoogleMapだと正しく書かれていない、というか、線形も違うしそもそもトンネル表記も無い。
ちなみに国土地理院の地図には線形も正しく書かれており、トンネル表記もあった。




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三島ダムの無料駐車場に車を停め、自転車に乗り換える。




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そして、ダムの脇にある道へと進む。




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これがその直角に折れ曲がるトンネルなのかな!?
坑口には扁額も見当たらないし高さ制限の標識もない。
と言っても、ここを通り抜けられる車両は限られそうだが。




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内部へと進んでいく。
坑口付近はコンクリートが巻かれていたが、すぐに素掘りにコンクリートの吹き付けへと変わった。




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そのまま進んでいくと、すぐに直角に曲がっているL字地点に到達。




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直角の地点は少しだけ広くなっている。
離合できるかは車両次第だが、離合できない場合はどちらかがこの狭い坑内をバックする羽目になる。




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直角に曲がった後はまっすぐだ。




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反対側の坑口付近もコンクリートで巻かれている。
案外ちゃんと整備されているな。




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L字トンネルを出ると、すぐに次のトンネルが現れた。
こちらは千葉県によくある素掘りのトンネルだ。




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内部は、地盤が悪い部分があるのか、一部が補強されていた。




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そして、トンネルから右手に横坑が伸びていた。




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緩やかに下っていくと、出口付近は階段になっている。




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階段の先は祠があり、行き止まりとなっているようだ。
先に見えるトンネルのようなものは、近づいてみるとただの窪みだった。




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崖の下には、三島ダムのダム湖が広がっている。




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奥まで行って振り返る。
先ほどの横坑は、この祠に行き来するためのものらしい。




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ところでこの祠だが、ちょっと気になることが。
というのも、建物の後ろ側の隙間を、木材できっちりと埋めているのだ。




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下に開いた隙間から内部をのぞき込んでみる。




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う~ん、良く分からん。
奥に掘り込まれてはいるのだが、穴が続いている感じじゃ無いかな。




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念のため、建屋の内部も見てみよう。




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内部をのぞき込むと、室内はほとんど空っぽだった。
奥に何かが見えているが、その後ろは閉塞している。




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まあ、ゲームじゃあるまいし、次から次へと楽しいイベントが起こるわけじゃない。
トンネルを抜け、先へと進んでみる。
地図だと道は行き止まりとなっているが、その場所まで行ってみようと思ったのだ。




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いい感じの橋を渡ると・・・。




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新しそうなガードレールが。
ガードレールがあるおかげで崖への転落は免れることができるが、代わりに離合は全く期待できなくなっている。




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一本道をどんどんと下っていくと、いきなり集落が見えてきた。




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集落と言っても、航空写真を見る限りは数件の家屋があるだけだ。




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舗装されていた道路は、突き当りの住宅の中に消えていた。
すぐ横に未舗装の道路が続いているが、これは畑仕事用の作業道のようだ。




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道路は市道のようだが、あまり長居をしても良い雰囲気でもなさそうなので、今来た道を戻る。
これは、先ほどの坑内横坑の部分。
良い感じに分岐しているよね。




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ここ三島ダムでの目的地はこの直角トンネルだったのだが、ダム湖を渡ったところにも奥米隧道と言うカーブのあるトンネルがあるというのでちょっと見に行ってみる事に。




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真っ赤なトラス橋を渡ると、早速トンネルが見えてきた。




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扁額には奥米隧道と書いてある。
でも、出口が見えているので、カーブしているトンネルはこのトンネルじゃなさそうだ。




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このトンネルも、坑口付近以外は素掘りだ。




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トンネルを抜けると、視線の先にすぐに次のトンネルが現れた。
今度のトンネルには扁額は無い。




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切り立った壁に坑門を埋めている。
なかなかすごい作りだが、調べてみたところ、もともと1本だったトンネルが斜面崩壊により圧壊し、この部分が開削され今に至るという事らしい。
だからここには扁額が存在しないのか。




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ま、とりあえずは奥へと進んでいこう。
なるほど、話に聞いた通り坑内は緩やかにカーブしている。




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進んでいくと、足元にいきなり横坑が。
横坑があるとは思わなかったので、早速内部に入ってみる事に。




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高さは 1mちょっとしか無さそうだ。
掘削時のずり出しの横坑か、水抜きの横坑だと思うが、とりあえず行けるところまで行ってみよう。




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腰を屈めて奥へと進んでいく。
この先はダム湖のはずだから、斜面に当たって終了と思われるのだが、思いのほか距離がありそうだ。




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屈んだままどんどんと進んでいくとその先は水没していた。
ウェーダーがあればまだ先へと行けそうだが、行ったところでこの先はダム湖ののり面だろう。
というか、ここに長居していると、泥土に足を飲み込まれそうだ。




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トンネル内に戻り、さらに進んでいく。
路盤は緩やかに右手に進路を変えている。




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再び足元に横坑を発見。
でも、水没が見えている。
溝が切られているし、これは明らかに排水用の横坑だな。




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一番カーブがきつそうな位置を過ぎ、振り返って撮影。
なかなか雰囲気のあるトンネルだ。




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南口の坑門までやってきた。
竣工は昭和30年と言うことで、トンネルとしてはそれほど古い訳ではないが、このトンネルもかなり味のあるトンネルだった。




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と言うことで、後半は養老地区に場所を移して、有名な二階建てトンネルを見に行くことに。

後半記事へと続きます。 


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