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千葉の変なトンネルを見に行ってみた~後編  2021-04-09

奥米隧道を後にし、今度は養老渓谷付近のトンネルを見に行くことに。


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養老渓谷に到着し、無料駐車場に車を停める。
そして自転車に乗り換え、養老渓谷方面へと進んでいく。




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養老渓谷に近づいてきた。
なんか赤い橋が見えてきた。
と思ったら・・・!!




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なんと、道路の向かいに壕口が!!
防空壕にしては作りが立派すぎる。




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まさか養老にこんなものがあると思っていなかったのでびっくり。




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とりあえず、中をのぞき込む。
角を取ってきれいに掘削されている。
これは民間の防空壕なんかじゃ無いな。




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奥のほうは水没している。
左手に通路が伸びているようだ。
今日は地下壕探索じゃないので長靴は履いていないのだが、行けるところまで行ってみる。




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左手通路は奥が土砂で埋まっている。
見たところ埋め戻しのようにも見えるが、どうなんだろう。




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これ以上奥には行けそうもないのでとりあえずはこの壕を出て、別の壕口を探してみる事に。




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崖沿いを調べながら歩いていると、前方に巨大な壕口が。




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これはいくら何でも大きすぎるくらいの壕口だ。




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落石防止ネットの隙間から中をのぞき込む。
うん、いろいろ怪しいなあ・・・。
中に入りたいのだが、落石防止ネットに隙間は見当たらない。




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どこかに入り口があるはずなので、さらに周囲を探索していると、法面に壕口があるのを見つけた。
一体これらの遺構は何なんだ!?
と言うことで、その場でネット検索してみると、パパゲーノ氏のブログにこれらの穴が紹介されていた。

穴の高さは道路から 4~5mくらい。
法面にうっすらと右下に向かって通路みたいなものが見えるような気もする。
右下の部分から斜めに登って行けば、なんとか登れるかな・・・。




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足を滑らせないように、壕口まで登ってきた。
パパゲーノ氏のブログに書いてある通り、二五穴にしては場所がおかしい。




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壕口は竹で塞がれていたので、隙間から中を覗いてみる。
奥は部屋状になっているようだ。
右手に通路が伸びているようだが、もしかしたらさっきの巨大壕口と繋がっているのかも。
中に入るのは簡単そうだったのだが、今日は長靴も履いていないし、懐中電灯の予備も持ってきていない。
内部探索は次の機会にすることにして、とりあえずは下に降りよう。




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というか、登るよりも、降りるほうが遥かに怖いな、これ。




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ということで、これらの遺構は今度調べに来ることにして、今回の目的、二階建てトンネルを見に行くことに。
入り口はどこかと山をガサゴソしていると、いきなり立ち入り禁止の看板が。
こんなところに立ち入り禁止の看板があるのは明らかにおかしい。




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その付近から山に分け入り、上へと昇っていく。




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登っていく途中に崖側を見ると、良く分からない穴がいくつも開いていた。




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草木をかき分けて進んでいくと、あった!
これが二階建てトンネルだな!!




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内部をのぞき込むと、確かに二階建て構造になっている。
天井部分には照明も備え付けられている。
どうやら、下側は現役供用中のようだ。




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トンネル側面には、横坑もある。
後で調べてみると、これは防空壕の跡ということだ。




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今立っているところのすぐ後ろには良く分からないコンクリートの遺構が。
おそらくここは旧道上だろうし、なんだこれ。

ここから下のトンネルへ降りることは出来ないので、一旦元来た斜面を降り、トンネルの下側へと行ってみる事に。




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トンネル下側部分にやってきた。
なるほど、下から見るとたしかに二階建てだ。
簡単に説明すると、旧トンネルが上側。
後年に路盤を掘り下げて、今の形となっている。




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さらにトンネル内を進んで二階建て部分を撮影。
右手上部には、こちらも防空壕だろうか、大きな穴が開いている。




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内部を照らしてみるが、奥がどうなっているのかは良く分からない。
このトンネル内には、同様の横坑がまだ存在したが、いずれも登る術がなく内部がどうなっているのかは不明だ。




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観光客が多く、これ以上の内部探索は無理そうなのでそろそろトンネルを出ることに。




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南口坑口。
上部になんとなく塞がれたような形跡があるが、南口壕口は旧来よりこの位置だったということなので、この痕跡は気なりますな。
ちなみに二階建てとなっている反対側の北口壕口は、出口位置が違うため、ごく普通の壕口でした。




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いろいろ寄り道をしていたせいですっかり暗くなってしまったが、最後に切通しトンネルを見に行くことに。




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このトンネルは、燈籠坂大師に向かう途中にあるということなのだが、車両が入っていってはいけない雰囲気だったので、駐車場に車を停め歩いていくことにした。
駐車場、と言っても数台分しかスペースもなく、照明もないので辺りは真っ暗だ。




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切通しトンネルへと向かっていくと、素掘りのトンネルが。




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こちらのトンネルもなかなか良い雰囲気を出している。




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トンネルを抜け進んでいくと、目的の切通しトンネルが見えてきた。




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近づいてみると、なかなかの迫力だ。




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切通しトンネルと言うか、まあ、ほとんど切通しだ。
中央部分の一部のみ開削されずに天井が残されている。




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トンネルを抜けると神社が。
これが、燈籠坂大師のようだ。




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せっかくなので、頂上付近まで登ってきたのだが、普通の神社といった感じで、めぼしいものは見つけられなかった。
神社の裏手から山道をちょっと進んでみると、時代を感じさせるお地蔵さんや石碑があった。




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山を下り、再び切通しトンネルを通って車へと戻り始める。




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頭上注意の看板の辺りから上を見上げる。
かなりの高さがある。
ここから石でも落とされたらひとたまりもないな。




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ちなみにこのトンネル、小石の崩落ひとつなくきれいに保たれている。




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当然なのだろうが、行政により、定期的なチェックが入っているのだろう。




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車を停めている駐車場付近まで戻ってきた。
そして、素掘りのトンネルを抜けると、いきなりガサゴソという音が!!!




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音がするほうに懐中電灯を照射してみると、そこにはシカが。
なんだよ、驚かせるなよ・・・。
しかし、こんな所にまで太陽光パネルが設置されているんだな。




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ということで、房総の有名どころのトンネルをゆるゆると回ってきただけのレポでしたが、やり残しがたくさんあるため、房総のトンネルは必ず再訪します!!


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