
車を停め、住宅街をお寺に向かい歩いていく。

すると道沿いに壕口が現れた。
中央部分に通気口が設けられているが、お地蔵さんが立ちはだかっている。

近くにはほかにも壕口らしきものが。
こちらはブロックで囲まれている。

お墓の入り口は、なんだか凄いことになっている。
でも、こういう雰囲気は嫌いじゃないかな。

早速、入れそうな隙間から壕内へと潜りこむ。

坑道脇にはこのような部屋がいくつも作られている。

どの部屋も、同じような作りだ。
地質はそれほど良くはなさそうだが、大きな崩落も無くごみも無い。
ほとんど人が入っていないような印象だ。

主坑道で、2m×2m程度か。
地質のせいで荒れて見えるが、丁寧に掘削されている。

壕内を進んで行くと、塞がれた壕口が。
先ほど見たお地蔵さんが見えている。

更に奥へと進んで行く。
もっと小規模な壕だと思っていたが、入ってみると案外広い。

坑道の接合部がいい感じだ。

進んで行くと、再び塞がれた壕口が。
これが、ブロックで囲まれた二つ目のお地蔵さんの場所かな。

そのまま進んで行くと、埋め戻されているような坑道が見えてきた。

場所的には丁度お寺の裏あたりだ。
土砂と共に墓石のような物まで大量に詰め込まれている。
その向こう側には空間が見えている。
乗り越えることも可能だが、裏手からも行けそうなので、違う坑道から反対側へと言ってみることに。

先ほどの場所に向かうと思われる坑道を進んで行くと・・・。

土砂や石材が見えてきた。
埋め戻しが無ければ、ここからお寺の境内に出ることが出来たのだろう。

戻りは、違う坑道を通って行く。
地層の模様がいい感じだ。

入ってきた、西側付近まで戻ってきた。
先ほどは気が付かなかったが、階段が作られている。

碁盤の目に近い構造ではあるが、完全にきれいに揃っているわけでも無い坑道を順番に回る。

この壕の用途は何だったんだろう。
壕床はきれいに均されており、排水も切られている。
倉庫にしては坑道径が小さすぎる気もする。

坑道径が小さい割には、このようにしっかりと壕床を作っているのが印象的な壕だった。

この壕を出た後は、周辺の斜面を見て回る。

塞がれている壕口がいくつか見つかったので、内部を覗いてみると、そこそこの規模の地下壕がある様子。
住宅街なので昼間に入るのは厳しそうなのでこの日は入らなかったが、そのうちここも調べに来てみたい。
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