Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡]六浦地下工場貯水槽跡@グラースの森  2009-06-08

横浜市大の裏山には巨大な地下工場跡がある。
この地下工場のある山から北へすこし行った山中に工作機械用の冷却用の水を貯めていたと思われる施設があるという。
そこはグラースの森といい、巨大なマンション群と東急車輌の工場に挟まれていた。




chosui_mutu1.png
○をした部分に、何か構築されているのがお分かりだろうか。
周辺はすっかり開発が進み当時とはだいぶ地形も変わっているのであろうが、この貯水槽は運良く当時のまま残っている。




chosui_mutu2.png
もう少し拡大してみると、はっきりと貯水槽を見ることが出来る。
4つの区画に区切られているためか、地元では『4つ池』と呼ばれているらしい。
GoogleMapでも、4つの池が描かれている




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と言うわけで、早速六浦にやってきた。
せっかく六浦に来たので、貯水槽に行く前に、近くにあるおいせ山にも登ることにした。
この山の地下には巨大地下工場が構築されている。
まだ情報不足のため潜ることは出来ないが、取り合えず周辺を見るためだ。

環状4号線沿いにある、六浦山上行寺から山道に入る。
お墓の中をどんどんと上っていく。




090607_151220.jpg
お墓を抜けると、本来の山道へ続く道へ出た。
舗装されているものの、ここを通るものはほとんどいなさそうだ。




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すぐに舗装は途切れ、道は踏み跡へと変わった。
踏み跡に沿ってどんどんと登っていくと…。




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高圧鉄塔に向かう登り跡を発見。
早速登ってみる。




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登りきったところにある鉄塔はフェンスの設置が無く、全国の鉄塔マニアが鉄塔結界と呼ぶ、鉄塔の真下へ入ることが出来た。
写真を撮っていたら、鉄塔マニアではない俺も、なんだかありがたい気分になってきた。




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鉄塔結界を満喫し、再び山道を進む。




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おいせ山頂上の平場に辿りつくと、そこには波2本が掘られた海軍石柱が建っていた。




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すぐ近くにも海軍の石柱が建っていたが、建てられた時期が違うのか、こちらは随分と朽ちている。




090607_152449.jpg
頂上の平場には建て物の基礎部分が残っていた。
品質の悪いコンクリートの基礎で、かなり古いものだとは思うのだが、海軍が構築したものかは分からない。

横浜市大の裏手まで行こうかとも思ったのだが、ここまで来る行程で、情報無しで斜面を下ることは困難と判断したため、素直に下山することにした。




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おいせ山から下山し、環状4号線沿いのCoopの裏に怪しい崖を見つけた。




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近づいてみると、侵入出来ないように塞いである。




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覗きこんでみると、いかにも怪しそうな雰囲気。
穴ありそう…。




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反対側に回ってみたが、店舗が営業中であり、侵入は出来無そうな感じ。
仕方ないのでこの崖の裏側に回ってみた。




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完全に民家の敷地のようだが、裏側には巨大な坑口が開いていた。
だいぶ崩落が進み危険な状態のようだが、中はどうなっているのだろう。
侵入したかったのだが、通りからの視線もあるし民家の敷地内だし、今回は見送ることにして今回の目的地、貯水槽のあるグラースの森へと向かった。




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チャリを漕ぎ、グラースの森へとたどり着いた。
入り口はいきなり階段となっている。




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すっかり日焼けした案内板には、リスとカブトムシが描かれている。
こどもたちも楽しそうに遊んでいる。

なんだか非常にさわやかな雰囲気である。
なんだかわくわくしてきたぞ。

チャリで行こうか歩いて行こうか迷ったが、とってもぬるい雰囲気のグラースの森。
たいした道では無いだろうとチャリで侵入することにした。




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チャリを担いで階段をどんどんと上がっていく。
通行人がこっちを見ているようだが気にしない。

待ってろよ、リスたんかぶとたん。




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階段を上がりきると、両側をフェンスに囲まれた尾根道へと出た。
ちょっと思っていたのと雰囲気が違うようだが、かまわずどんどんと先へと進んでいく。




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しばらく進んでいくと、突然行く手を阻むフェンスが現われた。
なにか書いてあったようだが文字を読むことは出来ない。

鍵はかかっていないようなので、そのまま入ってみる。




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フェンスの裏には開放厳禁の文字と、関係者以外立ち入り禁止の注意書きが。

つーか、グラースの森はどこ?
リスたんはどこ?

しかも、おれ、立ち入り禁止から出てきてるし…。

入り口からずっと両側をフェンスで囲まれている尾根道を走ってきたため、道を間違えたと言うことはありえない。




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フェンスを通り過ぎても同じような道が続いている。




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しかし道はだんだんと険しくなってきた。




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しかも、フェンスが傾いちゃってるよ。

もはや、こどもが楽しむような雰囲気では無くなってるし…。




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ここを訪れる人もほとんどいないのであろう。
場所によっては酷い藪となっている。




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そろそろ貯水槽のあたりに来たので、適当な斜面を降りてみる。
先日購入したロープが大活躍だ。

お、見えてきた見えてきた。




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貯水槽のそばまでたどり着いたのだが、貯水槽は二重のフェンスで囲まれていた。
しかも周りは荒れ放題で視界もとても悪い。




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てことで、内部へ侵入。
きれいに構築された貯水槽にうっとり…。




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しかし、すぐ横を見ると崖崩れによりなぎ倒されたフェンスに落ち葉が堆積し、非常に危険な状態。
この上をあるいたら、貯水槽にまっさかさま!!




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山肌に沿って奥へと進んでいく。
崖から落ちてきたと思われる巨大な岩が貯水槽に乗っかっていた。

よし、あの岩までは行けそうだ。




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貯水槽自体は昭和になってから作られたものと思われるが、損傷はほとんど無くまだまだ利用できそうな状態であった。
こんな山奥に眠らせておくのはもったいないな。




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一歩一歩ゆっくりと歩を進め、岩の前までたどり着いた。




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無理すれば岩を超えられそうにも思ったが、岩もろとも貯水槽に転落するのも嫌なので、ここにて退散。




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後ろを振り返ると、切立った崖である。
この岩もあそこから落ちてきたものであろう。




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落とし穴に落ちないように山肌から戻っていく。
足が滑ったら大変だ…。




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尾根道へと戻り、先へと進んでいくと、ついに尾根道は藪へと飲み込まれた。
チャリのハンドルが藪に引っかかって、もう、どうにも進めない。

仕方ないので今来た道を戻ることにした。




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階段は、上るよりも下るほうが大変だ。
なんかチャリを放り出したくなってきた…。




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大汗かいて、グラースの森入り口まで戻ってきた。
グラースの森などという名前が掲げられているにもかかわらず、実情は廃尾根道に近いものであった。
おそらく鉄塔管理者以外、あまり行く人はいないのではないだろうか。




090607_164824.jpg
グラースの森のすぐ横には巨大なマンション群が立ち並んでいる。
全くの想像ではあるが、マンションの分譲の際、

「すぐそばにこんなに自然がありますよ、自然の中で遊べますよ、グラースの森って言うんですよ」

と、言葉巧みに購入者を煽っていたのかもしれない。




090607_170433.jpg
車を停めた六浦駅近くのコインパーキングに戻りGPSを見てみたら、なんだか超正確!
思わず写真を撮ってしまった。




090607_170512.jpg
いや、普段からそれほどのズレは無いのだが、駐車位置までぴったりだったので、ね。

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コメント

ご苦労様

自分はおいせ山でりすとまむしとスズメバチに会いましたよ。
GPSはすごいですね!
欲しくなります。

  • 2009/06/08(月) 14:08:35 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

スズメバチ

運良くスズメバチの襲撃には遭いませんでしたが、蛇がたくさんいました。
おそらくヤマカガシだと思うんですが、あれって毒蛇ですよね!?
携帯用のポイズンリムーバーは持っていったのですが、やっぱり噛まれたら救急車なんでしょうか(笑)

ちなみにGPSは超便利ですよー。
Garminとかだと丈夫だけど高いので、そこらへんうろうろするだけなら、WindowsMobile端末の中古で十分です。
GPS付きのWindowsMobile端末でしたら、契約しなくてもGPSビューアーとしてなら使えちゃうのがいろいろありますし。
専用機じゃないから、いろいろと癖はありますけど…。

  • 2009/06/08(月) 14:25:17 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

明日は何処へ?

最近変なイタ書きがつずいてましたけど、大丈夫でしたか?
ブログの宿命みたいな物かも知れませんが、何が面白くてやるのか解りません。
くじけずがんばってください!

明日は六浦リトライですか?
何処に行っても藪が酷そうで行ける所を考えてしまいますね?
自分は藪の無い田浦軍需部比与宇地下壕でも行こうと思ってます。
あそこはそこそこ広く水没も無い良い所ですよ、トンネル前に車も停められるし、周りは遺構だらけだし!
自分のお気に入り地区ですが、先週は先客らしい車が停まっていたので、入壕出来ませんでした。

  • 2009/06/13(土) 22:19:26 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

ヤマカガシの毒牙は口の奥に有るので、軽く噛まれた
場合は大丈夫なようです。
性質もおとなしいので、余程追い詰めないと噛まれる
事も無いでしょうが、 間違って踏んだりすると噛む事
も有るので気を付けてね。
カエルを常食にしているので、水辺やヒキガエルの
居そうな所は特にね。

  • 2009/06/14(日) 00:55:40 |
  • URL |
  • 野良上手 #-
  • [ 編集 ]

Re : 明日は何処へ?

残念ながら今週末は多忙のため探索には行けませんでした。
雨も降らなかったのにもったいない…。

ところで、田浦軍需部比与宇地下壕は内部の図を見るとかなり大規模な壕ですね。
http://www.geocities.jp/nwsra2006/hiyou_inside.htm

今度の火曜か水曜あたり、時間が空いたら行ってみようかと思います。
壕口は発見できますかね?

  • 2009/06/14(日) 17:36:19 |
  • URL |
  • とのたま #uaIRrcRw
  • [ 編集 ]

ヤマカガシ

>> 野良上手 さん

やっぱりヤマカガシは毒蛇なんですね。
小学生の頃、よくつかまえたりしていましたが、当時はヤマカガシは毒は無いと思い込んでいました。

小学生時分に、体長2m程のアオダイショウをつかまえて家に持って帰り、母親にめちゃくちゃ怒られたのを思い出しました(*´ω`*)

  • 2009/06/14(日) 17:41:43 |
  • URL |
  • とのたま #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

田浦軍需部比与宇地下壕

こんばんはtonotama様
あきずに行ってきました比与宇地下壕へ。
一部長靴(ビーサン可能)程度に水没、泥濘が有りますが
格子状の構造なので迂回可能です。
湿気が酷く、うっかりすると、すぐレンズが曇ります。
中は崩落が進み歩きずらいです(間違っても壁を叩いたりしてはいけません大規模崩落します)。

侵入口は労働基準所横シルバーセンターが綺麗ですが人が居そうですね、後はトンネル出てすぐの山肌、廃倉庫の裏手が入れます。(労基裏の壕口は閉鎖済みだがレンガのいい造りをしている)

今日穴から出て、廃倉庫をうろついていたら、綺麗なねーちゃん
連れた撮影隊と出くわした、こんな所で何の撮影かと聞いて見ようとしたら、「あの黒いスズキのバイクは貴方のですか?」と逆にバイク談義になってしまったが、まぁいいか?
入用でしたら、メールの方へ壕口及び一部内部写真を送りましょうか?
ここは中二階構造で面白い造りをしています。

  • 2009/06/14(日) 20:27:34 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

Re : 田浦軍需部比与宇地下壕

> yakumoさん

いろいろと情報ありがとうございます。
情報を頂いたので壕口は分かりそうですが、内部の様子が知りたいので何点か写真を送って頂けるとありがたいです。
また、比与宇トンネルの内部にも遺構がありそうですね。
軍の倉庫跡とか軍の引き込み線跡とかもあるようですので非常に楽しみです!

内部の湿気がすごいと言うことですが、個人的には閉塞箇所が多く湿度の高い壕のほうが圧迫感があって好きです(笑)
かなり大変なところに来ている感もありますし…。
懐中電灯の光線上に霧が立ちこめてる壕はたまらん(*´д`*)

まあ、夏島の中間層の壕のように、風が通り抜ける壕もいいものですが。

  • 2009/06/14(日) 22:45:50 |
  • URL |
  • とのたま #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

いくつか送りました

ヤマカガシは蛙を頭からでわ無くお尻から食べるそうですね。
過去に噛まれた中学生が死んだ記事がありました。
自然をなめちゃいけませんね?

  • 2009/06/15(月) 22:25:36 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

読みが鋭いです

> グラースの森のすぐ横には巨大なマンション群が立ち並んでいる。
> 全くの想像ではあるが、マンションの分譲の際、「すぐそばにこんなに自然がありますよ、自然の中で遊べますよ、グラースの森って言うんですよ」
> と、言葉巧みに購入者を煽っていたのかもしれない。

♪ ぴんぽ~ん
あたりでーす。読み通りです。まったくそのとおりのセールストークをしていました。
そのとき娘が「あそこはマムシが出るから入ってはいけないって先生が言ってたよ」というと、セールスさんは黙ってしまいました。
市の緑地帯を勝手に自分の物のように装おって購入者に錯覚させるとは、太てえ奴だ。

  • 2010/11/08(月) 21:36:26 |
  • URL |
  • み #-
  • [ 編集 ]

Re : 読みが鋭いです

はじめまして!
マンションの住人さんですか!?
コメントありがとうございます!

やっぱりセールストークとして使われていたんですね。
でも、入ってみた感じだと、子供が気軽に立ち入るにはちょっと危険な場所かも知れませんね。
その為か、随分と立派な柵が建てられていました。

グラースの森周辺をウロウロしてすいません(*´д`*)
遺構調査以外に目的はありませんので…。

今後ともよろしくです!

  • 2010/11/08(月) 22:12:59 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

ひまだったので、探索したところ駐車場の近くに半分以上塞がっている壕口を発見しました。
なんなんだろう?弾薬庫…なのかな?

  • 2011/11/03(木) 12:39:17 |
  • URL |
  • oryuu #-
  • [ 編集 ]

この辺一帯には小規模な壕がたくさん残っていますよね。
ただ、周辺の開発に伴い、ほとんどの壕口が塞がれてしまっているようです。
私大周辺には大規模な壕もいくつかあるし、その関連遺構かな?
最近入手した、私大周辺の戦後直後の地図には、燃料タンクみたいな物も確認できますし、いろいろと施設があったのだと思います。

  • 2011/11/03(木) 13:23:52 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

以前、長谷地下壕のコメントをした者です。
既にご存じかもしれませんが、本記事にあるco-opが今はスシローに代わり、巨大な穴とその横に小さな穴があるのが道路から丸見えになっています。昼間は目立ちすぎますが、だいぶ侵入しやすく(?)なっていましたので、ご報告まで。

  • 2015/06/25(木) 14:06:13 |
  • URL |
  • taka #FR6wCi5I
  • [ 編集 ]

>> taka さん

工事中の時、環4から丸見えでしたよね(笑)
でも、あの穴、全然深くないんですよ。
ていうか、反対側の穴と一緒に消滅しちゃうのかと思ってたけど、スシロー開店後も残ってるんですか!?
ひさしぶりに六浦方面、行ってみようかな。

  • 2015/06/25(木) 23:55:52 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

はい、昨日の昼間見ました。ガッツリ開いています(笑)。あれを見て、この記事を思い出したんです。

大きい割には深くないんですね~。ちょっとがっかりです。
ちなみに、中には工事用の資材みたいなのが置いてあるのが見えました。ただ、山肌むき出しなので、そのうち擁壁工事でもされたら塞いでしまいそうです。
六浦周辺に寄った際には是非見てみてくださいませ。

  • 2015/06/26(金) 07:13:45 |
  • URL |
  • taka #FR6wCi5I
  • [ 編集 ]

タイムリーに、はまれぽにて、スシロー裏の穴は「やぐらっぽい」と言う記事がありましたが…鎌倉のやぐらを散々見てる自分にとっては、でかすぎと思っています。。ただ、深くないとの事なのでなんとも言えませんね。。連コメ失礼しました。

  • 2015/06/28(日) 15:24:23 |
  • URL |
  • taka #x991Sirg
  • [ 編集 ]

taka さんが言うように、やぐらではないと自分も思いますねー。
環状4号の生い立ちから考えても、あの周辺は軍事的にとても意味のあった場所だと思います。
と言っても、やぐらを拡張して地下壕や倉庫に利用している例はたくさんありますから、そう言ったものかもしれません。
その穴の反対側の大きな家の入り口付近にも同様の穴がいくつか開いていましたので、抜け穴のような用途としても使っていたのかも!?

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