Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

山形県酒田市からから岩手県の久慈経由で横浜に帰ってきた  2021-08-10

白石人形の蔵で昭和の遺物を堪能 した後は、山形県の酒田市に向かうことに。
急に、日本海に沈む夕日を見たくなったのだ。


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時刻はまだ午後3時。
のんびり山越えしても、日没までには日本海側にたどり着けるだろう。
国道457号線をショートカットする、蔵王コスモスラインを進んで行く。
山形までの道順を見ていたら、地図にループがあったので通りたくなったのだ。
やがて、ループ個所と思われる、旋回場所が見えてきた。




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コンクリートのループ橋をくぐる。
たったこれだけの高低差を吸収するために、わざわざループ状の道路を作るなんてすごい!




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橋の下を潜り抜け、緩やかに上る右カーブを進んで行く。




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やがて、先ほど潜り抜けた橋上に。
眼下には、今走ってきた路面が見えている。
好きな人にしか全く理解できないと思うが、この感覚がたまらん( *´艸`)




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ループ橋を過ぎ、国道286号へ入る。
笹谷峠に近づくにつれて、天気が急変してきた。
笹谷峠を越えていると日没には間に合わなそうなので、この1区間のみ高速で抜けることにした。
笹谷峠自体は 以前も通っている し、結構険しかった事を思い出したのだ。




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この区間を高速で抜けると、所要時間は9分ほど。
宮城県側の笹谷インターから山形県側の関沢インターまでのほとんどがトンネル区間で、本当にあっという間に峻険な笹谷峠を越えることが出来る。




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山形市内へと入った。
日本海に面する町、酒田市まであと 100Km。
日没に間に合うかな・・・。




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山形市から新庄市へと北上し、日本海側に向かい国道47号に入る。
なんだか異国情緒あふれる道の駅があったので寄ってみた。




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ここ、道の駅とざわは、韓国の文化や情報を発信しているようだ。
時刻は18時を回り、トイレ以外は閉まっているようなので、さっさと目的地に向かうことに。




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時刻は18時40分。
自宅がある横浜に比べると経度の差があるためか、まだ日没には時間がありそうだ。
酒田市まではあと 25Km。




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酒田市内へと入った。
夕暮れに照らされる街並みがとっても素敵だ。




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海沿いに日和山公園という公園があったので行ってみた。




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日没直前の、空の色がどんどん変化していく感じがたまらない。




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この一瞬を見るために、日本海側まで走ってきたのだ。




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目的を達成できたので、今度は太平洋側へと戻ることに。
その前にお風呂に入りたかったので、20Kmほど北上し、鳥海温泉あぽん西浜へ。




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お風呂が済んだ後は、秋田に向かいひたすら北上。
そして、由利本荘から大仙を経て山越えルートの国道 46号を進む。




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連日の熱帯夜で車中泊どころではないが、山に入り、雫石に近づくころには外気温は22度に。
これなら気持ちよく眠れそうだ。




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真夏でも、涼しいところで気持ちよく車中泊!!
と考える人はたくさんいるようで、道の駅雫石の駐車場は車中泊のキャンピングカー等で 8割方埋まっていた。
車の外は上着無しだと肌寒いくらいだ。




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翌日は、国道 46号の旧道区間をちょっとうろうろ。
この道もかなりの線形改良を受けているようで、あちこちに旧道区間が存在していた。




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ロックシェッドは予想外にしっかりと塞がれており、時期的にも藪がすごかったので深入りはしなかったが、この辺りは冬枯れの時期にでも再訪してみたい。




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盛岡市内を過ぎ、国道4号を北上する。
次の目的地は久慈市。
盛岡市と久慈市を結ぶ国道281号を走ったことが無かったので、この道を選んだのだ。




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国道281号は思いのほか快適な道だ。




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地図上の線形からはそれなりに険しい道を想像していたのだが、予想していたのとは違い、山間を気持ちよく走れる道だった。
気温は既に30度近くなっているが、吹き抜ける風が気持ちよく、窓を閉めて走るのがもったいないくらいだ。




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時折現れる山間の集落もめちゃめちゃ良い雰囲気だった。
こういう感じも、たまらなく好きなのだ。
朝から何も食べていないし、なにかお店でもあれば寄ってみたかったのだが、残念ながら開いているお店は見つけられなかった。




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国道281号はやがて久慈市に入った。




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この国道も改良工事が進んでいるようで、新しいトンネルが建設中だった。




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途中、何か施設があるわけではないし、もしかしたら将来、この部分は廃道化してしまうのかもしれない。




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トンネルの反対側の坑口も出来上がっているようだ。
次にいつここを通るか分からないが、その時にこの道がどう変化しているかが楽しみである。




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ちなみにこの先にもいくつものトンネルがあり、旧道区間も存在するようだ。
前出の区間と合わせ、いずれ踏破してみたい。




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久慈の市街地を過ぎ、太平洋沿いの駐車帯に車を停める。
すぐ脇には土に埋もれかけたガードレールが。
旧道に盛り土をして駐車帯が作られているようだ。




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車内の冷蔵庫から適当なものを食べ、太平洋沿いを仙台方面へと南下していく。
写真の上の方に写っている道路は三陸沿岸道路で、完成すれば仙台から八戸までが結ばれる予定だ。
かなりの区間が開通済みであるが、復興道路と言う意味合いからか、高速道路なのに区間内の 320Kmが無料となっている。




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仙台までまだ 347Kmもある!!
自宅までだと 700Kmくらいか。
時刻はもう14時を過ぎている。
オール下道で帰ると、今夜中に帰るのはもう無理だな。




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以前通った際には海岸線が続いていた国道45号だが、巨大なスーパー堤防によって景色は一変していた。
平時ならば猛反対されそうな巨大事業であるが、先の災害を目の当りにしたらそんなことも言っていられないのだろう。




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ちなみに今回は自転車ではなく電動のキックボードを積んできた。
クラウドファンディングで購入したLOMというバイク なのだが、スピードは結構出るし、軽くてバッテリーも十分持つし、車から離れての移動に使うには本当に便利だ。
当然ナンバーもヘルメットも必要だが、その代わりに大手を振って公道を走行することが出来る。




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電動バイクと言うことで車体を濡らしたくなかったのでハイエースの車内に積み込んできたが、車体を折りたたむととても小さいので、寝るスペースは十分だ。
でも、濡れても大丈夫な設計だろうから、ハッチに背負って来ても大丈夫かな。




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国道45号を南下しているが、並走して走る三陸沿岸道路が気になってきた。
乗り降り自由だし、無料だし、ちょっと走ってみようかな。
と言うことで、三陸沿岸道路を走ってみた。
よくある単車線が対向する形の高速道路だ。




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一般車はほとんどいなかったが、先行していた車の巡航速度は 90Km/h 程度。
もちろん信号は一切ないし、この道路が仙台まで無料で続いていると言うのはすごい!!
でも、走っていて全く面白くないので、さっさと一般道へと戻ることに。




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一部のマニアにはとても有名な田老鉱山でおなじみの宮古市の田老にやってきた。




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道の駅で美味しい海鮮でも食べようと思っていたのだが、食堂は既に閉まっていた。
うーん、ウニ、食べたいなあ。




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道の駅の中に、展示スペースがあったので、見に行ってみた。




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昭和のころの航空写真が展示されている。
この頃は、まだドローンなんてものは無くて、航空写真は特別なものだった。




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昭和のころは、なんだか日本中に活気があったように思える。
あちこち車でウロウロとしているが、昔みたいに賑わっている地区は、ほんの一部となってしまったように感じる。




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ちょっと時間は早いが、温泉にでもつかろうと、海沿いを南下していく。




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検索したら、陸中山田駅の近くに 『うみねこ温泉 湯らっくす』 というのがあるようなので行ってみることに。




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真新しい建物に入り、温泉につかる。




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震災時ここ陸中山田は、震災による津波の被害だけでなく火災にも見舞われ、大変な惨状だったという。




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駅前の小さな居酒屋で、うに丼を頂く。
連日コンビニの物しか食べていないこともあるが、絶品の美味しさだった。




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ここから横浜までは、まだ 600Kmくらいある。
今夜中にもう少し南下したかったので、国道をひたすら進んでいく。




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国道は、無料の高速道路と絡むように海沿いを走る。




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真っ暗な国道を走っていると、突然森の中にたくさんのバス停があるのを見つけた。




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どうやらバス会社の敷地のようで、使わなくなったバス停を置いているのだろうが、なかなか良い雰囲気だ。
こういう変なものを見つけることが出来るのも、下道ドライブならではだ。




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陸前高田市に入った。
津波の被害にあった建物が、道路脇に今でもそのまま残されている。
この建物は、後世への記録として保存していくのだという。




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深夜 1:30。
仙台市を抜け、福島県国見町にある道の駅国見までやってきた。
今夜はここで寝ることにしよう。




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室内の気温は27℃程度。
まあ、扇風機を回していれば眠れる温度だ。




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翌日も朝から良く晴れている。




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4号線を下って帰るのもつまらないので、猪苗代湖を経由して栃木県へと抜けることに。




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猪苗代湖の水は透き通って、めちゃめちゃきれいだった。




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栃木県の矢板市から日光市に向かい、国道 461号を走っていると・・・。




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国道の脇にトンネルが口を開けている。
しかも、トンネルの上部には建物が建っている。
なんだこれ!?




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慌てて車を停め、中をのぞき込んでみる。
トンネルの形は鉄道トンネルのようだ。
線路跡のようなものが残されているが、これは車の轍なのかも知れない。




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柵を乗り越えて、内部を見に行こうかと思ったのだが、圧倒的に部外者を排除するこの看板!!
上部にも建物が建っているし、このトンネル、もしかして遺構じゃなくて、個人的な物件なのか!?
そう思い、入るのはやめてしまった。

ちなみに帰ってから調べてみた所、このトンネルは東部矢板線の鉄道遺構で、地蔵坂トンネル跡というものらしい。
奥は閉塞のようだが、また、機会があれば潜ってみようと思う。




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日光を過ぎ、足尾に寄り道。




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これだけ長い距離を運転していると、なんだか足尾くらいまで来ると、もう、自宅が近く感じてしまう。




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桐生市を抜け、国道17号で大宮へ。
大宮からは首都高で横浜を目指す。
時刻はまだ 20時だが、オリンピック期間中なので首都高の通常料金に 1000円が上乗せされるせいか道はガラガラだ。
まあ、自分のハイエースは 4ナンバーなので対象外なので関係ないが。




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南池袋PAで小休止。
朝にパンを食べて以来何も食べずに運転し続けてきたので、ここで夕食のおにぎりを。




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そして、羽田線から一気に横浜まで南下した。




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この 3日間での走行距離は 1781Km。
内、高速道路 340Km (首都高・高速無料区間含む) でした。
険しい山道を通らなかったので、平均燃費も 11.7Km/L と、ガソリン車のハイエースにしては良好でした。


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コメント

東武矢板線は、いわくつき含めて複数トンネル遺構があります。
写真のトンネルは、近所の方から情報収集されてみると良いと思います。

  • 2022/06/11(土) 16:01:07 |
  • URL |
  • 名無しさん #-
  • [ 編集 ]

>> 名無しさん

 コメントありがとうございます!
 なんと、他にもトンネル遺構が残ってるんですね。
 曰く付きというのがちょっと気になりますが、機会を見て見に行ってみようと思います(^^)

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