呼鳥門トンネル旧道の鳥糞隧道を見に行ってみた 2021-09-16

先日紹介した玉川トンネル旧道だが、このトンネルのすぐ北側に、もう一つ廃道区間があるので見に行ってみた。

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それが、先日の記事の看板写真にも登場している呼鳥門トンネルの旧道区間だ。
トンネルの北側坑口付近に駐車場があったので車を停める。

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ここ、呼鳥門は観光地のようで、国道を跨ぐ遊歩道が作られている。
道路を横断してしまえばすぐに向こう側に渡ることは出来るが、トンネル坑口を間近で見られそうなので行ってみることに。

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遊歩道の階段を上っていくと、坑口がすぐそこに。
ロックシェッドを兼ね、山肌から伸びているようにも見えるが、だとすると落石は遊歩道の上に！？
((((；ﾟДﾟ))))

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坑門の真上から現道を見下ろす。
こうやってみると、旧道への進入がけっこうなカーブだったことが分かる。

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真下を見下ろすと、呼鳥門トンネルの扁額がすぐそばに。
この角度から合法的に扁額を見下ろせるのは珍しいかも。

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国道を跨ぐ遊歩道を降り、いよいよ旧道区間に突入する。

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車止めの内側は公園として整備されているようで、人工的な建造物が作られている。
よく見ると、延長した坑門上を、水が流れ滝となっている。

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旧道を、奥へと進んで行く。
公園の奥に、大きな岩のかけ橋が見えてきた。
これが呼鳥門なのだろう。

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呼鳥門全景。
自然の造形だと言うが、なかなか壮観だ。

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呼鳥門に向かい進んで行く。
路盤のアスファルトが剥がれ落ちて穴が開いてしまっている。

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路盤の下が波で洗われてしまっているのだろう。
歩く場所を考えないと、ちょっと危なそうだ。

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呼鳥門を見上げてみる。
すごい迫力だ。
落石防止ネットが巻かれているが、それほどひどい崩壊は無さそうだ。

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呼鳥門を潜り抜け、反対側までやってきた。
この道路の現役時には全国でも珍しい天然トンネルだったようだが、落石防止のために呼鳥門の真下にはロックシェッドが設けられていたようだ。

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福井市自然博物館のページに廃道になる前の写真があった。
ロックシェッドには呼鳥門の文字も見える。
観光地らしく、意匠に凝った作りである。

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呼鳥門を過ぎ進んで行くと、前方にトンネルが見えてきた。
路盤に残るイエローラインがいい感じだ。
街路灯や標識までそのまま残されている。

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トンネル自体の作りはいたって平凡。
向こう側の明かりも見えているので、しっかり貫通しているようだ。
というか、呼鳥門を整備する際に工事車両を現地まで移動させるための管理道路として、この道路は最低限の整備を行っているのだと思う。

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トンネルの扁額には『鳥糞隧道』の文字が。
なんという名前だ。

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内部はコンクリートで巻かれていると思っていたが、コンクリートが巻かれているのは坑口付近だけで、中央部分は素掘りにコンクリートの吹き付けが行われていた。

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配線が入っているらしきパイプが垂れさがっている。
これはもしかして今でも使用されているのかな？

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と思ったが、先端は切断されており、使われてはいないようだ。

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薄暗い洞内を進んで行く。
地盤が安定しているせいか、大きな崩落は全く見られない。

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反対側の坑口までやってきた。
頑丈そうなロックシェッドが張り出している。

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残されている配線が雑多に散らばっている。

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海側を眺めると、外に降りることが出来そうだ。

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そして、前方に見える現道との境界にはゲートが。

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海側に降り、上を見上げてみる。
物凄い高さで崖が切り立っている。

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坑口前からトンネル内部方面を見てみる。
錆びた鉄骨と、緑のコントラストがたまらない。

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蔦が絡まっているが、こちら側の扁額も健在だ。

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十分に満足したので、そろそろ現道へと復帰することに。

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廃道の外へと出てきた。

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同位置からの振り返り。
現道との分岐は、こんな感じになっている。

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帰りは、隣に掘られた呼鳥門トンネルを通って戻ることにした。
新トンネルも、旧道の鳥糞隧道同様に大きく張り出した構造となっているが、規模の違いは歴然だ。

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トンネル脇には呼鳥門を案内する、大きな青看板が。
青看板の表示は真っすぐなトンネルとなっているが、実際のトンネルは大きくカーブしている。

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新トンネルの延長は 394mだ。
旧道区間の全てがこのトンネルに置き換わっている。

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新しいトンネルだが、最近調査が入っているようで、内部の側面には真新しいマーカーが残されていた。

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内部は最近のトンネルらしい形状で、１段上がった歩道も設けられている。

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入ってしばらく行くと、コンクリートの厚みが　35㎝から 30cmへと変わった。

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出口付近は、遊歩道付きのロックシェッドを継ぎ足したような変な構造になっている。

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でも、こういうのも嫌いじゃない( *´艸｀)

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と言う訳で、呼鳥門トンネルの旧道区間の紹介でした。

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この周辺には、この他にも旧道区間や旧トンネルがあるようなので、横浜からはちょっと遠いけど、また見に来ようと思ってます！