[戦跡] 游泉寺地下工場探索 ～後編 2021-11-27

この記事は、游泉寺地下工場探索～前編 からの続きです。

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迷わない程度に更に奥へと進んで行く。

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また、水が溜まっている。
地下水が溜まっているのだろうが、非常に澄んでいて新鮮そうな水だ。

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結構奥の方まで進んで来てしまったので、今度は別の方向へと進んでみることに。

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と言っても、辺りの様子にそれほど変化はない。

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そのまま奥へ進んで行くと、階層構造が広がってきた。

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上の方にもまだまだ奥がありそうだ。

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とりあえずは、高さを変えないように進んでみる。

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主坑道から外れると、坑道は迷路のようになり、方向も分からなくなってくる。

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こちら方面もかなり深そうなので、とりあえずはこの辺までにしておくことに。

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この辺りは工場区にもなりそうな感じだ。
大型の工作機械が置けそうな空間が広がっている。
床面もしっかりと均されているような感じもある。

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しかし、ちょっと区画を外れると、すぐに状況は変わる。

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この辺りは掘り方に規則性が見られない。
何となく、行き当たりばったりな掘り進め方に見えてしまう。

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進んで行く坑道の足元にも、結構な穴が開いていたりして、しっかりと確認して進まないと下部に落ちてしまいそうだ。

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壕床に丈夫なゴム製の配管が奥へと続いている。
戦後、何かに利用していたのだろう。
後で、この配管の先も見に行ってみよう。

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階層構造のつなぎ目が、なんだか絶妙な感じになっている。
その先に進んで行くと・・・。

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しっかりとコンクリートで巻き立てられている坑口が見えてきた。

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壕口には石が積み重ねられているが、中央部分には格子がはめ込まれている。

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外を覗いてみる。
恐らく、進入した壕口と同方向に、北を向いている壕口のようだ。

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ここから出ていくとどの場所に出ていくのかちょっと興味があったのだが、とりあえずは先ほどのゴム製配管の先を見に行ってみることにした。

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ゴム製配管は最短距離を通るように壕内を進んで行くので、行く先を追いかけるのはなかなか大変だ。
この写真だと左下辺りに配管が写りこんでいるが、掘り込みの隙間を抜け、先へと伸びている。

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配管はだんだんと低いところへ向かっているようだ。
配管を追いかけて、行けそうな空間を進んで行く。

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やがて配管は貯水槽のような作りの空間へたどり着いた。

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貯水槽にはきれいな地下水が並々と湛えられている。
もしかしたら、現役でこの地下水を何かに利用しているのかも知れない。

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この写真だと良く分からないが、周囲からの水を貯水槽に引き込むための竪穴が開けられている個所も見受けられた。

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かなり奥の方まで進んで来てしまったので、そろそろ戻ることに。

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深いところに来たせいか、先ほどとは違い、濁った水が溜まっている場所もある。

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進入した壕口方面へと戻りながら、気になる枝坑を調べながら進んで行く。

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どの方向を見ても、まだまだ奥に続いているように見える。

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坑道の両側が谷になっているような、面白い作りだ。

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谷をのぞき込んでみると、この下にも坑道が続いているようだ。

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途中、坑道のど真ん中に外部から進入してきたような土砂の山を発見。

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上を見上げてみると、やはり竪穴が。
しかも、結構な高さである。
通気口のようだが、現在は落下防止のためか、上部で塞がれているように見える。

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進入した壕口付近まで戻ってきた。

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再訪時はもう少しちゃんとした装備をし、奥まで入ってみたい。

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進入した壕口のすぐ脇に、崩落が激しい小さな坑道があったので奥に行ってみた。

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見上げると、ぽっかりと穴が開いている。
進入した際に壕口近くに小さな穴があったのだが、おそらくこれがその穴だろう。

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という事で、脱出！！

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再びこの藪をガサゴソして道路へと戻っていく。

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付近に游泉寺銅山の資料館があるというので、ちょっと行ってみた。

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１５時を回っていたせいか資料館は既に閉まっていたが、庭園になっている資料館の脇には当時の地図が書かれた石碑が建てられている。
当時はかなりの規模で稼働していたようだ。

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その後、福井県辺りで銭湯に入ろうと検索していると、越前市最後のレトロ銭湯とか言うのを見つけたので行ってみることに。

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狭い住宅街を進んで行くと、民家に並んだ銭湯が突然現れた。
目の前に数台の駐車スペースがあるので、車を停める。
しんと静まり返った住宅街に、銭湯の光だけが放たれている。
いい雰囲気だ。

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男湯と女湯の入り口が別になっている昔ながらの作りだ。

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番台さんに４５０円を支払い中に入る。

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なんでも、この銭湯は一旦廃業したものを、地域活性化のために大学生が復活させたものだとか。
決して設備が充実しているわけではないが、こういう味のある銭湯が後世に残されるのは本当に素晴らしいと思う。
越前市近辺を訪れた際には、また入りに来よう。

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おまけの地下坑道内部動画です(*'ω'*)