
壕口付近はガレた感じだ。
早速、狭い隙間より身体をねじ込んで進入する。

この壕も、壕口付近のゴミを乗り越えるときれいな坑道が現れた。

壕内には、崩落に混じり 30年くらい前位のゴミも見受けられた。
VHSテープなどの他、折り畳み式の携帯電話などもある。

海沿いの斜面に掘られているこの壕だが、この壕もそれなりの規模がありそうだ。
浦賀地区周辺は最近になって頻繁に訪れるようになったのだが、こんなにたくさんの 地下壕があるとは知らなかった。

壁の部分が崩れたのか、変な崩落の仕方をしている。
なんかやだな・・・。

奥へと進んで行くと、坑道の最奥部に赤い木片が散らばっている。
おちょこも転がっているし、これは鳥居の残骸では。
なぜ、こんな場所に・・・(-_-;)

鳥居の残骸の近くには、地下壕でよく見かける陶器製のタンクが並んでいる。

どんどんと奥へと進んで行く。
この壕も基本的な構造は碁盤の目状なので、迷うことは無さそうだ。

まるで間仕切り壁のような形で掘られている区間が。
なんだか部屋みたいになっていて面白い作りだ。

奥に行くと、地質も安定しており崩落はほとんど見られない。

似たような坑道が続くが、一通り、全ての坑道を回っていく。

この辺りの坑道はかなりガレている。

天井の状態を見る限り崩落しているのだろうが、まるで掘りかけのズリ出し前の状態のようだ。

天井の岩盤も、いつ崩れてもおかしくない状態だ。
この付近には長居したくない。

岩盤からロッドが突き出ている。
法面の擁壁工事を行っている地下壕では、しばしば目にする光景だ。
山肌に近いせいか、付近の崩落も激しい。

この地下壕も、当初思っていたよりもだいぶ広そうだ。
まだ、奥がある。

ガレを乗り越えて更に奥へと潜っていく。

山肌に沿って進んでいるので、壕口もある。
土砂で揉め戻しされているが、上部に少し隙間がある。
この土砂の向こう側はすぐに海沿いの道路だ。

山肌から少し離れると、良い感じの交差が。
ずいぶんときれいに掘られている。

どの地下壕も似たような景色なのだが、初めて潜った地下壕は新鮮だ。

一通りすべての坑道を回ってきたので、そろそろ壕口付近へと戻り始める。

壕口に近づくにつれて投棄されたゴミが増えてくる。

古そうな瓦が大量に詰め込まれている。
運び込むだけでも大変そうだ。

日没も近そうなのでそろそろ撤収することに。
壕口の狭い隙間から外へと這い出る。

外に出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。
海面に映り込む光がゆらゆらと揺れ、とても良い雰囲気だった。
という事で、本日は午後から急ぎ足でいくつかの地下壕を回ったが、どれもそれなりの規模のある壕でたっぷりと楽しめた。
湾沿いにはまだ未調査のエリアもあるので、今後もこの付近を調べに来ようと思っている。
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