換気扇を回す際には窓を開けるのだが、換気扇の裏側なのでちょっと開けにくい。
そこで、この窓の開閉を電動化し、換気扇を運転する時だけ自動的に開くようにしてみることに。

とりあえず動力として小型のモーターと、電動伸縮ポールを用意。
電気的な制御は簡単そうだが、機構はどうしよう。

機構的に簡単そうなのはこの伸縮ポールだ。
スライドする小窓に連結すればいけそうだ。

でもこの機構だと、窓枠の部分にいかにもと言った部品を設置しなくてはならない。
それほど邪魔にはならなそうだが、見た目は出来るだけすっきりとさせたい。

という事で、歯車を利用し、窓を稼働させてみることにした。

歯車の軸穴とモーターの軸径が合わなかったので、とりあえずカラーを作る。

イモネジで横位置から固定できるように穴を開け、タップを当てねじ切りをする。

計測をミスってちょっと緩めのカラーとなってしまったが、動作には影響出るほどでは無さそうなので、このまま行くことに。

続いて、モーターを固定する金具を製作していくことに。

モーターのねじ位置を写し取り・・・。

プレートに転写する。

形はこんなもんでいいかな。

モーターを組み付け、今度はモーターのギアを窓に押し当てる構造を考える。
うん、蝶番を使って、バネで押さえるのが簡単かな。

こんな形に組み立てて・・・。

車両との接続金具も同時に作っていく。
換気扇のすぐ脇であるこの位置なら、上からプラスチックのカバーをしてしまえば、違和感なく収まりそう。

車両側にはとりあえずナッターでボルト穴を作っておこう。

基本的には換気扇のスイッチと連動させて開閉させるつもりだが、まずはテスト用の配線を作っていく。

窓のスライド部分にシリコンスプレーを吹いて、動きを軽くし・・・。

早速動作テストを・・・。

ウィーン、ガガガ、ウイーン。。。
動かない事は無いがモーターが焼ききれそう。

1分間に6回転するモーターなのでギア比的には問題ないが、モーター自体のトルクが不足している感じだ。
そもそも軸径が合わない時点で、ギアとモーターの組み合わせとしては不適当だったという気も・・・。

今回のスライド窓の自動化は失敗に終わった。
伸縮ポールの伸縮はかなりのトルクがあるし、動きもスライドドアと同様の動きをするので、最初から伸縮ポールを使用していればうまくいった感じだが、コンパクトな機構で実現したい気もする。
ということで、今後もハイエースのスライド窓自動化は進めていこうと思っている。
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