2月某日。
みぞれ混じりの横浜を、業務終了後に出発。
とりあえず松本くらいまで走り、そこで車中泊してから能登半島を目指すことに。
雪道を走りたかったので、高速に乗らず、ひたすら国道２０号を進んで行く。
前方に、建設中の大月バイパスのトンネルが見えている。
トンネル内の照明も灯っているし、そろそろこの道も開通しそうだ。
笹子トンネルを抜け、道の駅甲斐大和で小休止。
駐車場にはいい感じで雪が積もっている。
と言っても、こんな感じの積もり方ならスタッドレスを履いていれば 2WDでも大丈夫だ。
その後諏訪インターまで国道２０号を走り、諏訪から中央高速へ。
すいすい走れない市街地は一気に高速で飛ばしてしまう。
この日は梓川PAにて車中泊。
翌朝はすぐ先の安曇野ICを降り、国道１４８号を日本海に向け進んで行く。
国道１４８号も次々と線形改良が進められているが、また新しいトンネルが出来るようだ。
糸魚川より国道８号に入り、富山に向かう。
ここで １回目の給油。
横浜の自宅からは 495Kmだ。
ほとんど下道しか走っていないのに、燃費は 13.24Km/L だ。
やはりストップアンドゴーが無いと燃費が良い。
その後、道の駅氷見に寄り道し、おいしいお寿司を頂く。
ここには何軒かお寿司屋さんがあるが、どこも安くておいしいお寿司が食べられる。
今回も能登半島の先端まで向かうのだが、能登半島には無料の高速道路がある。
しかし、高速道路を使っても、このまま下道を走っても、１時間程度しか所要時間が変わらないようなので、たくさん寄り道をしながら廃列車のある珠洲市まで向かうことに。
どっちみち暗くなってから撮影したいし、急がなくてもいいかなと。
七尾市付近でめちゃめちゃきれいな夕暮れに遭遇。
車を停めて写真を撮ったりする。
以前は大きなカメラを持ち歩いていたが、ここ数年はスマホの写真しか撮らなくなってしまった。
しかし、スマホでも十分にきれいな写真だ。
最近は、被写界深度がいらないのなら、大きいカメラはいらないのでは！？
と考えるようになってしまった。
写真を撮りながら付近を散策してみる。
すると、すぐ近くにトンネルの工事現場が。
と言っても、七尾にある太田火力発電所の付随設備のようだ。
こういう専用のトンネルも萌えるな ( *´艸｀)
そして、トンネルの目の前にある発電所もかっこいい！！
七尾からは橋を渡り能登島を経由して北上することに。
出来るだけ通ったことのない道で進みたいのだ。
初めて訪れた能登島だが、景色も最高だった。
海の向こうには能登半島が見えている。
能登島の反対側にある橋を渡り、能登半島へと戻る。
あとはひたすら北上するだけだ。
19時過ぎに、珠洲市に到着。
これ以上遅くなるとお風呂が閉まってしまいそうなので、撮影前に、前回も入った宝温泉に寄ることに。
のんびりと温泉に浸かった後、車を走らせ市街地から側道へと進んで行く。
やがて前方に廃列車が見えてきた。
およそ、５か月ぶりの再開だ。
前回の訪問時は夏の終わりで草生しており、しかも日中だったと言う事もあるが、この時期に見る車両はひどく傷んで見えた。
車両のすぐ脇に車を停め、早速撮影の準備をする。
この車両の写真を撮るために、はるばる横浜から 600Km以上走ってきたのだ。
今回は長時間露光での撮影をするために、Panasonicのコンデジ、LX9 を持ってきた。
築堤によじ登り、内部に向けて懐中電灯をセットしていく。
そして、露出や露光時間を変えながら、いろいろと撮影してみる。
星空と一緒の写真にはならなかったが、なかなか雰囲気のある写真になった。
寒空の下、４時間ほど撮影し、道の駅珠洲に移動。
今夜はここで車中泊し、明日の夜には横浜に戻るつもりだ。
ちなみにこの道の駅、先ほどの列車が通っていた珠洲駅をそのまま道の駅へと改築したものだ。
外気温はマイナス４度くらいだったが、FFヒーターを稼働させている車内は半そででも大丈夫なくらい暖かい。
もう、深夜２時近くなので、そろそろ寝ることに。
翌朝は 7時に起床。
普段仕事の時はなかなか起きないが、遊びの時だけは早起きなのだ。
早起きした理由は、この近くにある見附島、通称軍艦島を見に行きたかったからだ。
早朝なら観光地でも誰もいないだろう。
現地に到着。
丁度朝日が島の向こう側にあり、良い雰囲気だ。
島に向かい岩が並べられているが、これって、渡って行っても良いのだろうか！？
と言っても、周りに誰もいないので、行けるところまで行ってみることに。
かなり滑りやすいし、結局島とは繋がれていなかったのだが、かなり島に近づくことが出来た。
確かにこの屹立する姿は軍艦のように見える。
観光地だからか、見附島前にある砂浜には微妙な名前が付けられていた。
映画、砂の器のイメージの方が受けそうだけどなあ。
いや、そんなことは無いか。笑
夜までに横浜に帰ればよいので、海沿いをひたすら下ってみることに。
山間にたくさんある旧いトンネルをくぐり抜けながら、富山県方面へと進んで行く。
しかし、能登半島の街はホント雰囲気が良い。
今回は週末 ２日間での弾丸日程だが、のんびりと回ったら楽しいだろうな。
その後も海沿いを走っていたのだが、海沿いに行きすぎて、すれ違い困難な細い道を抜けるのに、２時間程度余分にかかってしまった。
まだ昼前ではあるが、ちょっと予定時間をオーバーだ。
夜には横浜に戻らなければならないので、無料の高速道路に乗り、富山県を目指す。
先ほどまでのペースとは打って変わり、あっという間に富山に到着。
無料区間が終わり、国道８号へ。
今度は長野県方面へと進む。
ガソリンはまだ十分にあるが、何があるか分からないので、安めのエネオスにて給油。
油層所が近いせいか、それとも主要国道沿いだからか分からないが、最近の相場からすると、お安めに給油出来た。
朝から何も食べていなかったので、道の駅市振の関にてお昼ご飯を。
ここは鱈汁で有名なのだが、今回はサバの味噌煮定食を。
その後、険しい国道 ８号のロックシェッド群を潜り抜け・・・。
上越市の国道 18号までやってきた。
同じ道から帰るのはつまらないので、帰りは国道 18号から帰ろうかなと。
久しぶりに国道 18号を走ったが、この道って、こんな、高速道路みたいだったっけ！？
恐らくバイパス化されているのだろうが、インターチェンジが作られ、真っすぐな道が遥か先まで続いている。
それにしても、妙高のあたりは恐ろしいほどの積雪量だ。
道の両脇に積まれた雪は、４ｍを超えるのではないか。
途中のパーキングで小休止。
奥の方に何かあると思ったら、雪に埋もれた公衆電話だった。
妙高で１７時なら、今夜中に帰るのは、もう、楽勝だな。
という事で、市街地を避け、松代方面へと逸れながら帰ることに。
廃線となって廃止されてしまった旧松代駅がどうなっているのか気になったので、寄ってみたくなったのだ。
もちろん列車が来ることは無いが、駅舎は保存されており、照明も灯っていた。
ホームも、往時を偲ぶかのように、そのままの状態で保存されている。
ちょっと電飾が派手目な気もするが、これはこれでアリなのかな。
その後は、小諸を抜け、中部横断道の無料区間を通り、山梨県へ。
北斗市からは、国道 20号をひた走り、深夜に横浜へと帰着しました。
今回、この2日間での走行距離、1,436Km、内、高速道路 124Km (無料区間を含む) でした。
週末の弾丸ドライブは、ホント最高！！！
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