そのスペースには階段を使ってアクセスするのだが、今までは木工でスロープを作り、自転車を上げていた。
現状はスロープも木工で丈夫じゃないし、坂も急すぎる。
もう少し緩い坂となるように折りたたみ式で作り、材質も鉄鋼にすれば、原付バイクも上げることが出来るのでは!?
という事で、自宅の階段に鉄鋼でスロープを作ってみることにした。

使用する材料は、探索仲間の空母欲奈氏に分けてもらった不等辺角パイプ。

大量に貰ったので倉庫に入りきれず、自宅裏に放置状態だったので、表面には錆が・・・。

ま、磨いちゃえば問題ないので、カップブラシで磨いて必要な長さに溶接していく。

相変わらず設計図のような物は全く無いので、頭の中にある完成品を想像しながら現物合わせで材料を切り、部品を作っていく。

メインのパーツを並べ、再度サイズを確認。

問題なさそうなので、適当に錆を落としていく。

そして、まずは点付けの仮溶接。

仮溶接が終わったら、バイスに挟んで本溶接をしていく。

ある程度形になってきたので、既存の自作木工スロープに重ねてサイズを確認。
うん、まあ、こんなもんでしょ。

今度は、スロープの折りたたみ部分を作成。
斜面を緩やかにするには全長を伸ばす必要があるが、伸ばしただけだと外に飛び出て邪魔になる。
そこで、折りたためる構造で作ってみることにしたのだ。

折りたたみの機構は、床板の厚みを考慮し、2段階に折れる仕組みとしてみた。

折りたたみ部分には、丸棒を曲げ、折りたたみ時に便利なように取っ手を溶接しておいた。

折りたたみ機構の動きを確認しながら、部品を組み合わせ仮組していく。

折りたたみ部分が軽く動きすぎてちょっと扱いにくいので、自転車用スタンドのバネを取り付けてみた。

これで、床板を取り付けた状態で、スムースに開閉できるようになりそうだ。

床板自体は安い2×4材を使用するつもりなので、簡単に交換できる機構を作ってみる。

こんなパーツを切り出して・・・。

ねじで固定しなくても差し込んでおくだけで床板をしっかりと固定できるような仕組みにしてみた。

折りたたみ機構もいい感じだ。
だんだん形になってきた。

でもこのままだと折りたたむのにも開くのにも力の加減が必要だ。
手を離したら、勝手にすーっと広がったり閉じたりするようにしたいのだ。

という事で、まずはバネを増設し、力のバランスを調整。

ちなみにバネを留めるためのフックは、適当なボルトを丸く削って作成した。

せっかく錆を落とした表面が錆びてしまうので、艶消しブラックを吹いてから作業続行。

そして、折りたたみ機構の両側に、ガススプリング(ガスショック)を装着。
その際、支点位置を微調整できるようにしておいた。

これで、閉じる方向に関しては、指一本で持ち上がるし、手を離せばすーっとゆっくり下りるようになった。

でも、この位置から開く方向に関しては、手を離すとそのままがっしゃーんと開いてしまう。
持ち上げるのにも、鉄材なのでそれなりの力が必要だ。

そこで、開く方向にもガススプリングを取り付けて、すーっと下がって軽い力で持ち上がるような機構を作ってみる事にした。
でも、ガススプリングを縮める方向に取り付けるには、一体どこに取り付ければいいんだ!?
後半記事に続きます。
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