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滋賀県にある土倉鉱山跡を見に行ってみた  2022-04-28

滋賀県長浜市に、滋賀県のラピュタとか呼ばれている鉱山跡があるというので見に行ってみた。



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長浜市内より国道8号を北上し、八草峠に向け国道303に入る。




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国道303号は対向2車線の良くある地方国道なのだが、線形改良も行われているようで、新しい橋が作られていた。
今走っているこの路盤は、今度来るときには廃道化していそうだ。




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ほどなく滋賀県のラピュタ、土倉鉱山跡に到着。
見上げると、重厚なコンクリートが上の方まで続いている。
早速周囲を探索してみる事に。




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道路に沿って半円状のコンクリートが作られている。




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そのコンクリートの反対側は、半地下の空間が続いていた。
高さは2m無いくらいか。




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半円状のコンクリートの内側は、トンネルのような作りとなっていた。




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下部にもいろいろとあるようだが、とりあえずは上の方から見ていくことに。
登れそうな所を探してみる。




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ウロウロしていると、脇の方に碑があるのを見つけた。




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『土倉鉱山鉱友顕彰ノ碑』 と掘られている。
長浜市に編入される前の木之本町時代の町長の書のようだ。




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土倉鉱山の関係者が、当時を偲んで建てたものなのだろう。




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この碑の辺りから登って行こうと思っていたのだが、思った以上の急斜面だ。
これはロープが無くては登れなさそうだ。




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そこで山に分け入り、斜面を少しずつ大巻きしながら登っていくことに。




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山肌をガサゴソしていると、巨大なコンクリートに出くわした。




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高さ的にはまだ半分も来ていないようだが、いい感じのコンクリートが並んでいる。




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その間を歩き、奥の方を見に行ってみる。




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沈殿池だろうか。
下から見上げている時は全く分からなかったが、水が蓄えられている。




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整然と並ぶ、コンクリート柱。
この時期なので向こうが見渡せるが、時期によってはジャングルのようになっていそうだ。




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もう一つあった沈殿池。
水が入っていなかったのであの中まで行ってみたかったのだが、ぬかるんだ斜面がちょっと危なそうだったので、行くのをやめてしまった。




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一番上まで登ってみるつもりなので、行けそうなルートを探してみる。




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すると、先人が残したロープを発見。
強く引いてみるが、切れる心配は無さそうだ。




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とは言っても、素性の分からないロープに命を預ける訳にも行かないので、ロープはあくまでも補助として登ってきた。




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鉱山施設には詳しくないので何のための構造物なのかは分からないが、かなりの大きさだ。
坑口のようにも見えるが、何かの設備のようで奥は無さそうだ。




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周囲にあるコンクリートの上部には、設備を撤去した時に切断された鉄筋が残されていた。




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その奥に、アーチ状の足を持つコンクリート構造物があったので、中を見に行ってみる。




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アーチの奥はただの掘り込みのようだ。




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アーチの中を確認しながら歩いていくと、端の方になにやら怪しげな穴が!!
ムム、これは!?




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対象物が無いのでサイズが伝わりにくいが、坑内の高さは150cm程度だろうか。




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最深部は、上部に穴が開いている構造のようだ。




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坑口の傍から下を見下ろすと、先ほど見た沈殿池が見えていた。




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かなりの高さまで登ってきたが、もう一段上にブロックを積んだ建物があったので登ってみる事に。




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登れそうな場所を探していくと、再び先人のロープが。
そのロープに体を預け、上部へ登って行ったのだが、とても写真を撮る余裕などなかった。




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なんとかブロックを積んだ建物の所まで登って来たので、早速見て回ることに。




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足元には大穴がいくつも口を開けているので注意しながら進む。




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ブロックの内側へとやってきた。
屋根部分は無くなっており、やけに開放的だ。




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足元には 20cm四方の穴がいくつも開いている。




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覗きこんでみると、穴の下には空間が広がっているようだ。
これ、ちゃんと鉄筋入ってるよね!?
急に怖くなってきた。




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内部を抜け、奥からブロックの建物を見てみる。
随分粗雑な積み方にも見えるが、それほど傷んでもいなさそうだし、問題無いのかな。




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一通り見て回ったので、そろそろ下に降りることに。




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登って来た所をあらためて上から見てみると、ちょっと引くほどの急斜面だ。
大丈夫かな・・・。




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ロープに体重をかけ、ゆっくりと下っていく。




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素性の分からないロープでも、今はこのロープに体を預けないと、その場に留まることも不可能だ。




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元は階段か何かだったのだろうか。
苔むしてツルツルと滑る斜面を、両膝を真っ黒く汚しながらゆっくりと下っていく。




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なんとか安全な所まで下ってきた。
夏の時期であれば、草生した藪につかまりながら降りられるのかも知れないが、この時期はロープ以外につかまる場所も無く、足場もツルツル滑って大変だった。




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ここまで下ってしまえば、あとは山肌を下るだけなので、安心だ。




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上部を見て回ったので、今度は下の構造物を見て回ることに。




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草枯れを踏みしめ、通路の方へ行ってみる。




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巨大なコンクリートがいい感じだ。
この辺りは多くの人が歩いているようで、土も踏みしめられており歩きやすい。




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それほど広いわけではないが、コンクリートの形に変化があり楽しく回れる。




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コンクリートの上部分が無くなり、脚だけになっている。




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本来このような状態だったのだろうが、崩落してしまったようだ。




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ウロウロしていると、廊下のような通路が。




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窓枠は無くなっているが、保護棒のような鉄棒が残されていた。




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という事で、一通り全体を回ったのでそろそろ帰ることに。




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季節によって全く違うイメージになりそうなので、是非とも時期を変えて再訪してみたい。




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車に戻り、着替えをし汚れを洗い流す。
遺構の目の前まで車で来られるし、駐車場のように整備までされているのだ。




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片付けを済ませ、鉱山跡を後にする。
今年は例年に比べ雪の量が多かったせいか、そろそろ5月になるというのに残雪がある。




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という事は、冬はとても車で来られる場所じゃなさそうだな。
そもそも、冬季閉鎖しているのかも・・・。

でも、いつか、冬に来てみます!  ←  再訪探索待ち


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