Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] 金田狙撃陣地に行ってみた  2022-06-21

神奈川県にある三浦半島南端にほど近い、金田漁港。
その付近の崖に、階段がたくさんある壕があるというので見に行ってみた。



kd220429_132659.jpg
同行する、yakumo氏空母欲奈氏と共に、漁港に車を停める。
今回のメンバーは、この二人に加え、自分とあきひさ氏の計4名だ。




kd220429_133017.jpg
早速、壕口を探しに崖に近づいていく。




kd220429_133315.jpg
壕口から内部へと進むと、いきなり目の前に現れる階段。




kd220429_133319.jpg
その階段横には便器が廃棄されている。




kd220429_133454.jpg
階段は作りも非常に丁寧だ。




kd220429_133743.jpg
分岐は無く、上に上がるしかないのでどんどん登っていくと、脇に分岐が現れた。
ただこれは、小さな小部屋となっているだけのようなので、とりあえずは一番上まで行ってみる事に。




kd220429_133843.jpg
登り切った場所は、埋め戻しなのか崩落なのか、土砂によって塞がっていた。
他の部分に崩落が無く、岩盤もしっかりしていたので、上側は人為的に埋められているのかな。




kd220429_133901.jpg
最奥である最上部から、登って来た下方を見るとこんな感じ。
かなり急な坑道を掘り階段を構築している。

赤山地下壕の非公開部や、六浦の地下軍需工場跡のように、神奈川県にも急斜坑道を持っている地下壕はあるのだが、どれも抜け穴的な物が多く、階層構造の昇降用でもなく、メイン坑道がここまで急斜で階段になっているのはちょっと珍しいのでは!?




kd220429_133933.jpg
今度は階段を下り、往時にはスルーしてきた階段脇の小部屋を見に行ってみる事に。
見えている踊り場の左手に、部屋への入り口が写っているのが分かるだろうか。




kd220429_133950.jpg
踊り場に立ち、小部屋の入り口をのぞき込む。
部屋は、階段により、少し下がった所に掘られているようだ。
何とも立体的な構造の地下壕だ。




kd220429_134031.jpg
しかし、綺麗に掘られた階段だ。




kd220429_134048.jpg
階段を下りた所にある小部屋は、広さは4m×3m程度。
この写真は部屋の奥から入って来た方を向いて撮影している。




kd220429_134117.jpg
部屋から主坑道を見るとこんな感じ。
階段も立派だが、斜めに走る地層も綺麗だ。
ちなみにこの部屋と同じような部屋が少し下ったところにもう一つあった。




kd220429_135312.jpg
内部はくまなく回ったので、今度はこの周辺を調べに行ってみる。




kd220429_135720.jpg
崖の裏手にある神社への階段を登り、先ほどの坑道の終点擬定地付近をガサゴソしてみる。




kd220429_140649.jpg
しかし、周辺を回ってみたものの、それらしい穴の跡は見つからなかった。
平場には住宅が建てられていたので、もしかしたら住宅の裏手に隠れてしまっているのかもしれない。

今回の探索はここまでだが、三浦半島には様々な遺構が遺されているので、これからも訪問していきたい。




関連記事

コメント

こんだけ幅広く、しっかりした地下壕の階段は他に無いからね!
上の現在の住宅地に、何か施設があって、海岸への直通路にしていたんだろうけど、何だろうね?
綺麗過ぎて謎が深まる。

  • 2022/06/22(水) 21:16:54 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

たしかにこの構造だと、山の裏側との直通路にしていたというのが濃厚ですよね!
通路も広くとられているし、階段も丁寧な構築だし、印象に残る遺構でした。
周辺調査もやってみたいですね!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://teeart.blog107.fc2.com/tb.php/722-b690decd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)