
googleの航空写真を見ると、確かにゼロ戦のようなものが映り込んでいる。
とりあえず、現地に行ってみよう。

その場所を目指して車を走らせる。

離合が難しそうな峠道を越えると・・・。

やがて前方に飛行機の機体が見えてきた。
うん、確かにゼロ戦のようにも見えるが・・・。
付近に車を停め、歩いて見に行ってみる。

機体は草むらの中に数体放置されていた。
遠目には本物っぽくも見えていたのだが、当然本物の訳はなく、どうやら鉄板を溶接にて組み合わせたダミー機体のようだ。
一体、誰が何のために!?

その答えは建てられていた看板に書いてあった。
なるほど、劇映画のセットという事か。
しかし、書かれている内容を見ると、計画は頓挫してしまったのか!?

看板の奥に目をやると、奥にも何か置いてある。

これも劇映画のセットなのかは分からないが、こちらは本物の機体だ。

雨ざらしのため、内部もかなり傷んでしまっているようだ。

せっかくなので、コップピットを見に行ってみる事に。

飛行機には全く詳しくないが、何やらカッコいい操作レバーがたくさんある。

もう空を飛ぶことは無いと思うが、この機体がかつて空を飛んでいたと思うとなんだかワクワクする。

という事で、今度は本来の目的であるゼロ戦を見に行ってみる。

機体の下には風防も転がっている。
風防は、鉄のフラットバーとアクリル板をリベットにて組み合わせて作られていた。

羽根の部分はパイプと鉄板を溶接して作っている。
材料費だけでも結構かかっていそうだ。

奥の方の機体に足場があったので行ってみる。

上から見下ろすと、なかなかいい感じで作ってあるのが分かる。

胴体部分をのぞき込んでみると、ドラム缶を胴体の補強として使用していた。
何気に良く考えられている。

しかし、近づいてみるとかなりの大きさだ。

写真ではなかなか伝わらないが、これだけの大きさの機体が並んでいるのは壮観だ。

奥の草むらには、迷彩に塗られたドラム缶が大量に置かれていた。

という事で、劇映画のセットという落ち(?)であったが、見ごたえはなかなかの物だったので、機会があれば是非とも実物を見てもらいたいと思う。
場所
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