完全に整備された砲台跡なので、新たな発見は無さそうだが…。
まあ、せっかく見てきたのでちょこっとだけ紹介。

この砲台も、他の砲台と同じく明治期に作られたものだ。
2つの砲台間に掩蔽部をもっており、地下には弾薬庫と兵員室があったという。

右翼砲台跡に登ってみると、短い掩蔽部を通し、左翼砲台に通じているのが分かる。

掩蔽部内部には、揚弾口が2つ並んでいるがどちらも完全に塞がれている。

フランス積みされたレンガには、落書きがたくさん掘られていた。
かれこれ 40年以上昔の落書きである。

掩蔽部内部はごく短いが、レンガ巻きがとても美しかった。

表面が剥がれ落ち、かなりの部分のレンガがむき出しとなっている。

地下掩蔽部は全てコンクリートで塞がれており、カメラを通す隙間も無い為、現在の状況は全く分からなかった。
しかし、他の砲台の地下部分を見る限り、ここも部屋自体は残っていると思われる。
まあ、ここは正直見るべき物がほとんど無かった…。

帰り道に寄った観音崎南門砲台跡。
全てが破壊され、完全に公園になっていると思われたが、砲座の一部がそのまま残っていた。
しかも、砲座中央部分には、何本もの太いボルトがぐるっと残されていた。

知らない人が見たら、土からボルトが生えている光景は結構シュールかも(笑)
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