
たたむ方向にはいい感じで動作するようになったスロープだが、開く方向についても、すーっとゆっくり落ちていくようにしたい!
という事で、開いていく際に縮まる位置に、ガススプリングを取り付けることにした。

ガススプリングの支点位置を床面より下にしないといけないので、鉄板を切りステーを作っていく。

現物合わせでサイズを決め、段ボールで型紙を作る。
後で支点の位置を微調整できるように、ちょっと大きめのステーを作ることに。

鉄板表面を適当に磨いて・・・。

プラズマカッターにてサクッと切断。

そして、ステーの出幅を調整するためのカラーを溶接しておく。

あとは部品を組み合わせるだけだ。

何度も動作を確認し・・・。

反対側のステーを作っていく。

両側のステーが完成した。

折り畳み部分の床板は180度反転するので、ガススプリングが干渉しないか、ちょっと心配だ。
ま、ガススプリングの取り付け位置を変えられるようにしたので、なんとかなるだろう。

現状合わせでどんどん組み立てていく。

組み立てながら、部品が干渉する位置の形状を変更したりして、改良していく。

この、組み立て工程が一番楽しい ( *´艸`)

本体にステーを溶接し・・・。

仮組しながらガススプリングの位置を決めていく。

とりあえず、1本目のガススプリングの取り付けが完了。

期待通りの動きをするか、ゆっくりとスロープを展開していく。
うん、真上に上がる位置までは、ほとんど力もいらずに気持ちよく持ち上がる。

そこから先の落ちていく方向は、ガススプリング1本だとちょっと、心もとない。

やはり重さがあるので、1本では支えきれず、結構なスピードでスロープが下りて行ってしまうのだ。

あわよくば、1本でもなんとかなるかなと思っていたが、全くダメそうなのでガススプリングをもう一本取り付ける。

その際、スロープの重さを完成形に近づけておかないと、バネが強すぎて開き切らなかったりするので、まずは床面を仕上げてしまう。

と言っても、軽トラの荷台に敷くシートをカットし、床板にビス留めするだけだ。

床板を完成させ、もう1本のガススプリングを取り付ける。

そして、動作確認をしてみると・・・。

良い感じでスロープが下りていくようになった。
スロープが下がる方向にスプリングが圧縮されているので、持ち上げるのもほとんど力を入れる必要がない。
これは気持ちいい!

ちなみに下りる方向のガススプリングを片側に寄せた理由は、ステーを作る個数が減るというのもあるが、階段側に余計な出っ張りを増やしたくなかったというのが理由だ。

動作も問題なさそうなので、コンクリートにアンカーを打ち、上部と下部をボルトにて固定。
これで、重たい原付バイクを昇降させてもずれることは無いだろう。

折りたたみ時に持ち上げる取っ手は、楽に持ち上げられるように、こんな形にしてみた。

軽い力で持ち上げることが可能で・・・。

折りたたんだ際には階段の隙間にぴったりと収まる。
持ち上げる際には、初めに取り付けた取っ手で持ち上がるし、なかなかいい感じに仕上がった。

試しに原付バイクを上げてみたが、全く不安なく持ち上げることが出来た。
ちなみに床板は、倉庫にあった廃材を敷いただけで、防水・防腐の対策は全くしていない。
ま、今まで使っていた木工のスロープも、その対策なしで4年位使えていたので、今回も、床板がボロボロになるまではこのままでいいか。
後は、使いながら、不満点を解消していこうと思ってます。
これだけ軽い力で開閉できるようになったので、スロープの電動化とかも面白いんだけど、モーターとかの防水の機構を考えなくちゃいけないし、そもそも稼働率もそこまで高くないので、しばらくはこれで行こうかな。
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