千葉県の高藤山城跡付近の地下壕探索 2022-08-22

千葉県の一宮町に、NHKの大河ドラマで有名(?)な、高藤山城跡がある。
この付近には戦中に構築された遺構が数多く遺されているというので、見に行ってみる事に。

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今回は、yakumo氏、maya氏、パパさん、きへい氏 と自分、合わせて 5名での探索だ。

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自分のようなへっぽこ探索者と違い、皆さんガッチガチの戦跡ガチ勢なので、体力的にもそれ以外にもいろいろと不安が残るが、まずは山登り。

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城跡付近にて、交通壕らしきものを発見。
ほとんど埋没しているが、周囲の掘り込みからも、当時の遺構に間違いなさそうだ。
しかし、結構な斜面を登って来たのに、パパさんは息切れもせずに Youtubeの撮影をしながら解説までしている・・・。

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尾根道を進みながら遺構を探す。
史料によると、この付近に竪穴が遺されているらしい。

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やがて斜面を捜索していたメンバーから、竪坑発見の報が。

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早速、竪坑へと近付いてみる。

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内部をのぞき込んでみるが、結構な落差がある。
この部分からの進入は難しそうだ。

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でも、周囲には本来の入り口があるはず。
そしてその入り口は、この穴の底と同程度の高度に掘られているはず。
手分けして周囲の探索を進めていく。

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やがて尾根の反対側で本来の入り口と思われる壕口を発見。
かなり埋もれているが、ちょっと掘れば何とか入れそう。

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土砂で埋まりかけた隙間を、順番にズリズリと内部へ入り込む。

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内部の狭い通路を這うように進んでいくと、先ほどの竪坑の下と思われる場所へとたどり着いた。
左手の窪みが竪坑の下なのだが、まだ下に掘られているので滑り落ちると自力で上がることは難しそうだ。

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大穴の横の狭い通路を、恐る恐る向こう側へと渡る。
かなり分かりにくいと思うが、右手上部の光が当たっている部分が竪坑の底部分。
そこから手前にちょっとずれて、更に掘り込みが下部へと続いている。
まるで、ダストシュートのような構造だ。

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ちなみに、この竪坑部分からさらに奥へと進んで行くと、高さ150ｃｍ程度の天井の低い通路が続き、最後は閉塞だった。

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また、壕自体は小規模の壕のようだが、兵員の待機室のようなものも構築されていた。

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yakumo氏が、地下壕内部の竪坑の底に入ろうか悩んでいる。
深さも 2m以上ありそうだし、きっと上がれなくなるよ！！
てか、もう見えてるんだから、行かなくてもいーじゃん！！

でも、見えるのと、そこに実際に行くのは大違いなんだよね。
うん、分かります。笑

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ま、とりあえずはこの壕を脱出。
次なる壕を探しに行くことに。

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斜面を下っていくと、再び竪坑を発見！
随分と四角く掘られているが、4m～5ｍ程度の深さがありそうだ。
内部には横穴も見えている。

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そして、その横穴の向かっている先には同様の竪坑が。
こちらは土砂が流入し内部が斜めになっており、何とか降りることが出来そうだ。

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この二つの竪坑の位置関係はこんな感じ。
この竪坑にももちろん本来の入り口はあるのだろうが、この場所自体が斜面を随分と下ってきているため、尾根の向こう側を探すのはかなり難しそうだ。
本日は時間の関係もあり、この竪坑の入り口は探さなかった。

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ちなみに穴の内部は横坑で接続されており、更に奥へと続く坑道もあるとの事。
ただ、その坑道へ入るには竪坑内の結構な落差を下りないといけないので、ラダーなどの装備が無いと厳しそうという事で、詳細な調査は次回へと持ち越しに。

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その後もガサゴソと遺構を探しながら斜面を下っていく。
すると、藪の中に大きな壕口を発見！！
草木が被ってよく分からないが、かなり立派な壕口のようだ。

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手分けして周囲の草を抜いていく。

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やがて、草木の奥から見事な壕口が姿を現した。

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奥は崩落してしまっているが、掘り込みもかなり丁寧だ。

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他にも何かあるはず！！
と、更に周囲を捜索。

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すると、埋まっている壕口らしきものを発見。
このパパさんが座っている横に開いた小さな窪みがそれなのだが、どうしてこれが壕口だと思ったのか！？

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周囲の地形などから壕口だと確信しているのか、きへい氏がどんどんと穴を掘り進む。

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そして、体を穴の中へとねじ込んでいく。

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内部は水没しているものの、それなりに大きい地下壕のようだ。
しかし、あまりに狭すぎて奥へ進むのは難しそうとの事。
無茶する訳には行かないので、本日はここまでの探索とした。

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というか、今時点で十分に無茶しているように思えるのだが、きへい氏の場合、これくらいの事は日常茶飯事のようだ。
たしかにパパさんの Youtubeの番組を見ていると、それも頷ける。

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という事で、遺構のおおよその位置関係は分かったので、これらの遺構は装備を見直し、再度訪問してみたいと思う。