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千葉県市原市にある仮設道路遺構を見てきた  2022-08-29

千葉県市原市に放置されたままの仮設道路が遺されているという。
なにやら訳がありそうな看板なんかも建っているという事で、気になったので見に行ってみる事にした。



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自宅を出て、ベイブリッジの下道である国道357号を走り、アクアライン方面へと向かう。




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高滝湖の駐車場で、電動バイクに乗り換え、県道168号線を北上。




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やがて左手の眼下に仮設道路の遺構が見えてきた。




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そして、そのすぐ先の広場には怪しい看板が。




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どうやら地元民がネクスコや国交省に騙されたと言って怒っているようだ。
経緯は、ここにまとめられている のだが、怒りに任せて書かれているためか、非常に分かりにくい。
この場所の近くにある高滝PAは、敷地面積も広大な上り線下り線一体型のPAにもかかわらず自動販売機すらないのも、この争いに端を発しているのかもしれない。




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広場に建てられた看板のすぐ後ろ側を見てみると、仮設道路と接続されているようだ。




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広場から続く仮設道路は、県道に沿って高度を下げていく。




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そして、その先にある圏央道の橋脚の下に続いていた。




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圏央道の橋脚が完成した暁には撤去されるはずだったこの仮設道路は、複雑な事情により役目を終えた今も、そのまま放置されているという事か…。




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しかし、巨大建造物が緑に埋まっている様は、本当にゾクゾクするほど美しい。
経緯や構造は全く違うものの、伊豆の廃ループ橋 になんとなく似たこの物件だが、もっと近づいて見てみたい!!




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と言う事で、この仮設道路を使えばすぐに行けるのだが、さすがに電動バイクで下るわけにも行かないので大回りして仮設道路の下へと向かう。




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仮設道路が見えてきた!




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上から見ていた景色もすごかったが、見上げるとそのスケール感に圧倒される。




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一見乱雑なように見えるが、効率よく組まれた鉄筋たち。
しかし、ボルトが見当たらないという事は、この橋脚って全部溶接で組み立てられてるという事!?!?
仮設道路は解体を前提として作られると思うのだが、溶接で組み立てられていることにちょっと驚いた。




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今度は仮設道路の下側の接続点を見に行ってみる事に。
圏央道の橋脚方向に向かって歩いていく。




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上部にはあれだけあった国交省への批判看板だが、下側には全く存在しないようだ。
登っても、何があるわけでもないが、せっかくなのでちょっと登ってみる事に。




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現道方向に向かい、ゆっくりと登って行く仮設道路。
カーブの曲線が美しい。




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仮設道路から見下ろすと、一面に田畑が広がっている。




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上まで行ってみたが、特に見るべきものは無かった。
やはり、こういう構造物は、ある程度の距離を持って眺めるのが良いのかもしれない。
仮設道路を戻り、橋脚の真下まで行ってみる。




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すると、橋脚下付近の現道から仮設道路への進入路あたりに、またあの看板が。
法的効力はともかくとして、国交省やネクスコはやはり仮設道路には立ち入り禁止とされているようだ。




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一通り辺りを見て回ったので、そろそろ車に戻ることに。
田畑横の草むらには、獣除けのためだろう、トラが設置されていた。
でも、このあたりに住んでいる獣たちは実際のトラを見たことないだろうし、この姿を怖いと思うのかな!?
ま、遺伝子に刻まれた記憶が、この黄色と黒の模様を危険と判断するという事にしておこう。




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それにしてもこの現状を見ると、仮設道路が撤去されるのはかなり先になりそうな気がする。




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緑に埋もれた姿も美しいが、真冬に見に来ると、また違った姿を見ることが出来そうだ。
冬になったらまた見に来たいと思う。

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