Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

夏焼集落を見に行ってみた  2023-06-06

10年ほど前に訪れた夏焼集落だが、前回はなんだか入ってはいけない雰囲気だったので集落の入り口で引き返してしまった。
そこで今回は集落の最奥部まで回って来た。




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yakumo氏と共に、夜の三遠南信道路を北上する。
時刻はそろそろ日を跨ぐ頃合いだ。




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深夜0時頃には佐久間ダムに到着。
三遠南信道が延伸し、ここ佐久間ダムへのアクセスは格段に良くなった。




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明日の帰り道にもここには寄るつもりだが、せっかくなので、夜のダムを見て回ることに。




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ダム横のトンネルにある、埋められた坑口。




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この坑口はダム建設の際にプラントと繋がっていたようだ。




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このトンネルには横穴がいくつかあるので見て回る。




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現在は使用されていないようだが、横穴の先には以前展望台として利用されていたと思われる広場があった。
それにしても、夜のダムも良い雰囲気だ。




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翌日の探索もあるので、早々に大嵐駅までやってきた。
今夜はここで車中泊だ。




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翌朝、早速探索の準備を始める。




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集落は、第二夏焼隧道を潜った先にある。




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トンネルの先は長らく通行止めとなっている静岡県道288号大嵐佐久間線だ。
適当な場所に車を停め、通行止め区間をちょっとだけ見に行ってみる。




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この写真の中央にちょっと写っているのが、今から向かう夏焼集落だ。




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という事で、夏焼集落に向けて歩を進める。
ちなみに通行止め区間はトンネルを抜け、突き当りの左方向だが、夏焼集落は突き当りを右方向だ。
こちらは通行止めにはなっていないが、物理的に途中までしか車は入れない。




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昔はこの辺りまで車が入って来ていたのだろう。
朽ちかけた車が路肩に放置されている。
ドアがちょっと開いているのが不気味だ・・・。




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道は細いものの、歩く分には問題ない感じだ。
今でも旧住人の方が手入れに訪れているのかも知れない。




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やがて集落入り口のモノレール乗り場に辿り着いた。
この先は階段が続くのだが、住人の方々はこのモノレールを利用して上がっていたようだ。




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山肌にへばりついているような狭い階段を登り、どんどんと高度を上げて行く。




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初夏のさわやかな風が吹いているが、それでも汗ばんでくる。




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階段を上がっていくと、やがて最初の民家が現れた。




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以前の訪問の際はこの辺りで引き返してしまったのだが、今回は奥にあると言われる神社まで行ってみようと思う。




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家々の間を抜け、上へ上へと登っていく。




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どの家の窓も閉ざされており、人の気配は無い。




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下から見上げた際には全く分からなかったが、案外たくさんの建物がある事に、ちょっとびっくりした。




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けっこう登ってきたが、まだ上に家がある!




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その家の前には、モノレールの線路が伸びて来ていた。




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数年前にこの集落の住人はいなくなったという事だが、集落内は荒れた感じも無く手入れが続いているようだ。




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眼下には、佐久間ダムにてせき止められ出来た佐久間湖が見えていた。




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話によると、集落の最奥部には神社があるというので、更に上へと登っていく。




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荒れた山道を歩いていくと、いくつかの祠が。




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そしてその先には古い索道が。
構造からして、荷物専用と言ったところか。




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そして、集落の最奥部と思われる場所に神社を発見。




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丁寧に組まれた石の階段が良い感じだ。




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建屋の中をのぞき込んでみると、こちらもきれいに手入れされている様子。




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ゆっくりと下りながら、集落のあちこちを見て回る。




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集落の家の隙間にもモノレールの駅が。
どうやらいくつもレールを分岐させて、いろいろな場所にアクセスできるようにしてあるようだ。




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モノレールの向こうには先ほど見た索道が。




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この後、たまたま家のお手入れに来ていた元住人の関係者の方とお話をすることが出来た。
やはり、定期的に訪問し、建物内の空気の入れ替えをしているという。
また、ここを訪れるツアーもあるという話を聞き、ちょっとびっくり!




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一通り集落の奥まで見て回れたので満足して車に戻る。




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そして、夏焼隧道を潜り、再び大嵐駅方面へ。




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線路トンネルを転用した道路なのだが、この景色がまたたまらない。




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トンネルとトンネルの間に、横穴のような物があったのを思いだしたので、yakumo氏と共に見に行ってみた。




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線路を曲げて作った支保工が巻かれている。
先は埋められているように見える。




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支保工の上には大岩が崩れてきていた。
新しめの崩落のようなので、現在でも崩れ続けているという事か。




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最深部はやはり埋め戻されていた。
と言っても、この先は現在線の供用中トンネルなので、開いていたとしても進むのは無理なのだが。




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支保工の上部の隙間もやけに広い。
路盤に散らばっている岩は全て上から落ちてきたもののようだ。




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横穴を出て、今度は佐久間湖側の山肌を見に行ってみる。




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すると、こんなところにもモノレールが!!




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近年に設置されたようで、湖畔に降りる事も、山を登ることも出来るようにレールが設置されていた。




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湖側にはコンクリートの遺構が。
これは旧線の橋台かな!?




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コンクリートの間には資材が乗せられていた。
でもこれはモノレール関連かな。




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時刻もお昼近くとなったので、この付近で唯一食事が出来る喫茶栃の木へ向かう。




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食事の後は昨夜訪れた佐久間ダムへ。




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距離にして20Km程度なのだが、道が細く離合不能箇所も多いため、のんびりと南下していく。




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佐久間ダム側の通行止め開始区間も見に行ってみる。
ここから大嵐までの間はいつか抜けてみたいと思っていたが、最近のレポを見る限り通り抜けるのには相当の覚悟が必要そうだ。




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その後、佐久間電力館へ。




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こういった広報施設には、当時の貴重な写真などが展示してあるので是非とも立ち寄りをお勧め!




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今回も、ダム建設時の貴重な写真を見ることが出来た。




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yakumo氏とは名古屋にて解散予定なので、東栄町を経由し、国道153号から名古屋方面へ。
この写真は設楽町付近で撮ったものだが、なんと高規格道路が建設中だ。
これはまた見に来なければ!!




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名古屋の手前にて、日進市の市街地に遺されている防空壕へと立ち寄ってみた。




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日進変電所の職員が避難するために作られたようだが、しっかりしたコンクリートで巻かれた立派なものだ。
土で埋まっているが、何とか入れそう!?




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無理やり体をねじ込んでみる。




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内部は90度に折れ曲がって重厚なコンクリートに守られている。
広さこそ無いが、かなり頑丈そうだ。




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向かいにあるもう一つの出入り口は埋まってしまっている。




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日進変電所防空壕を後にし、yakumo氏とは名古屋市内にて解散。
今回は秘境探索が中心だったが、まだまだ興味深い場所がたくさんあるのでこれからもいろいろと訪問してみたい。



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コメント

とのさん

今回は盛りだくさんの探索旅行やったね!戦跡に拘らずに興味あるものを見て回るのもいいもんだ。
取りこぼしも色々あるし、鳥羽方面もいつか行って見たいね
運転ご苦労様でした!

  • 2023/06/10(土) 19:08:28 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

>> yakumoさん
 お疲れ様でした!
 久しぶりに山道や狭隘道路をたっぷり運転できたし楽しかった!!
 鳥羽方面は開発されていない所も多いので、当時のままの遺構がそのまま残っている個所も多そうなんで、いづれ回ってみたいですね!
 また行きましょう(^^)/

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