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[戦跡] 伊良湖岬に地下壕を探しに行ってみた  2023-09-07

渥美半島先端にある伊良湖岬に、陸軍が構築した地下壕があるというので見に行ってみた。



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週末の仕事を終え、横浜を出発。
東名高速を飛ばして豊橋の銭湯にて yakumo氏空母欲奈氏と待ち合わせ。




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地方にあるこういう温泉施設は最高だ。




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お風呂を済ませ、車中泊するために渥美半島先端の駐車場に移動する。
途中、旧陸軍伊良湖射場跡地にある気象塔兼展望塔に寄り道。
ここは明日の日中にまた来ることにしよう。




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車幅いっぱいの未舗装路を進み、幹線道路へと。
車中泊の準備をし、夜更け過ぎに就寝。




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翌朝は快晴。
今日も暑くなりそうだ。




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という事で、早速売店横から山道へと入っていく。
ガサゴソと、道なき道を進んで行く。
すると、地下壕が崩落しているのか、なんだか山の形がおかしい。
掘り込みと言う感じでも無さそうなのだ。




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その付近にて、縦穴を発見。




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深さは3~4m程度だろうか。
何となく穴の底に横穴もあるような・・・。

無理すれば降りられないことも無さそうな感じだったが、上がれなくなりそうなので周辺をガサゴソ。




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すると掘割の奥に壕口を発見。




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近づいて見ると、明らかに地下壕の入り口だ。




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内部は十分に立って歩けるくらいに掘られていたようだ。
しかし、崩落がものすごく、奥へ進むのも難儀する。




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特に、坑道の交差部分の崩落がすさまじく、天井が壕床に落ち、山を作っている。
その山を乗り越えて、どんどんと奥へと進んで行く。




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順番にそれぞれの坑道を調べながら進んで行くと・・・。




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なんだかものすごい角度で登って行く坑道が。
坑道の断面も、特徴的な形になっている。
しかし、この坑道はどこかに抜けることは無く突然終わっていた。
鎌倉にある夫婦池公園の地下壕にも、こんな場所があったなあ。




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その後も進めそうな坑道を進む。




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地層というか、岩盤の状態がとても悪く、壕内全体に崩落が広がっているようだ。




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基本的には平面上に展開する地下壕の陽なのだが、崩落のせいで上がったり下がったりと忙しい。




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あまり人に知られていないようだが、それ内に規模のある地下壕だった。




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一通り内部を回ったので、そろそろ外に出る事に。




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壕口近くの壁面には、複雑に入り組んだ地層が見えていた。
地層には全く詳しくkは無いが、見るからに崩れやすそうな感じだ。




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他にも地下壕がありそうなので探しながら山頂を目指す。
山頂には当時陸軍の施設があったというのだ。




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と言っても、ちゃんとした道があるわけでもないので、草木をかき分けながら上へ上へと進んで行く。




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山頂付近にて、陸軍の標柱を発見。
たしかにここは陸軍の直轄地であったのだ。




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しかし建物はどこにも見当たらない。
辺りにはコンクリートの残骸が落ちている。




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周辺をうろうろしていると、コンクリートの基礎のような物が。




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もしかして、終戦時に爆破解体されているのか!?




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山頂にあったのはコンクリート片だけだったが、周囲をうろうろすると、yakumo氏から壕口発見の一方が。




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山頂に近いせいか、大きな崩れもなさそうだ。




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しかしこの壕は数メートル先で閉塞していた。
これは堀りかけなのか、退避壕なのか・・・!?




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その後は目ぼしいものは見つからず、どんどん山を下る。




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やがて、遊歩道へとたどり着いた。
サイクリングロードのようでもあるが、途中に第四管区海上保安本部 伊勢湾海上交通センターがあるので、時間によっては自動車も通行するのかな!?




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空を見上げると、たくさんの飛行機雲が。
セントレアを結ぶ航空機の軌跡かな。




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駐車場に向かい下っていくと、全国海洋戦没者伊良湖岬慰霊碑が。




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人の気配は無かったが、とてもきれいに整備されているようだ。




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石造りの台座に乗った鉄板には、彫金で太平洋での戦没者数が記されていた。




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先の大戦では民間人を含め、多くの日本人が犠牲となっているのだ。




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駐車場に戻り、今度は夕べ立ち寄った気象塔兼展望塔を見に行くことに。




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その道中、ゴルフ場の駐車場内に遺構があるというのでちょっと寄り道を。




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これも旧陸軍伊良湖射場の遺構で、大砲をここに打ち込んでテストする施設という事だ。




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解体しようとしたのか、側面のコンクリートはボロボロだ。




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奥は現役時には抜けていたはずだが、現在は土砂に埋もれ見る影もない。




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内部から入ってきた方向を見るとこんな感じだ。
天蓋は大きく壊れてしまっているが、コンクリート自体の強度はありそうなので、これ以上自然に崩落することは無さそうに見える。

という事で、気象塔兼展望塔に向かっていきます。 








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