行けるところは全て行かないと気が済まないので、どんどんと探索を進めていく。

雨天の際には壕床に川が出来るであろう跡が見られる。

コンクリートの巻き立て部分の崩落は、どの壕もひどいもんだった。
一部残っているのが余計に危ない。
いっその事崩れ落ちてしまった方が安心できる。

壕の奥の天井部分に、まるで火災報知器のような円錐状の遺物を発見。
なんだろうこれは。

壕床にコンクリートが打たれ、排水溝も設けられている。
コンクリートの巻き立てがないので瓦礫も落ちておらず、比較的きれいな状態。

それに引き替えこちらの壕は、崩れ落ちた天井部分が壕床を覆っている。

コウモリの集団が肩を寄せ合って寝ている。
もふもふしててかわいい(*´ω`*)

本坑と本坑を結んでいる横坑は、ほとんどが素堀り状態で狭いものだった。

至る所で崩落が・・・。

床がぬかるんでいる物の、全体的に良い状態の壕。
でも、他の壕の状態を見ていると、この壕もいつ崩れるか分からん・・・。

壕口部分から豪快に巻き立てが崩れている壕。

壕口部分から豪快に水没している壕。

壕床に、魚の骨状の窪みが見られた。
枕木の跡かな?
真ん中は排水か??

壕床は変化に富んでおり、べたべた、ふかふか、ごつごつ・・・。
とりあえず、長靴は必須かも。

けっこう深めの水没に、まるで飛び石のように崩落したコンクリートが落ちている。
たまにぐらぐらしていて、風雲たけし城を思い出した(笑)

下を通ることすら憚られるほどの天井部分。
マジで危ない・・・。

四方八方から崩落した土砂が押し寄せている。

隙間は僅かにあるようだが、向こう側に抜けることは出来なかった。

数時間かけて全ての壕内を回ったが、どの壕も崩落ばかりで遺物がほとんど見られなかった。

一部の壕で、碍子があったくらいだが、こんなに何も残っていない壕もあるのか。

電気だけは通した物の、ちゃんと使われていたわけでは無いのかも知れない。

ひと通り壕を回ったので、お湯を沸かしてお昼ご飯にする。
近くでは花見に興じているグループが騒いでいた。

その後、鈴鹿海軍航空隊跡地を見に行った。
なんとも立派な石碑が建っている。


かつては守衛が立っていたのか、5角形の小さな待機所のようなものが建っている。

中に入ることは出来ないが、のぞき込んでみると案外きれい。

この場所自体、NTTの所有地だったようで、当時の電電公社マークがついた石柱があった。

ちなみに、敷地内には当時のままの工場がそのまま残されている。
見学会のような物も行われているようなので、是非、そのうち中を見てみたい。

一日歩き回った後は、温泉でのんびりお湯につかり・・・。

夕食を食べて解散です。

本場のひつまぶしは美味しかった-。
しかも安い!

四日市は横浜からだとちと遠いけど、まだまだ周辺遺構もありそうなので、また機会を見て訪れたいと思う。

帰りは、元気が有り余っていたので、富士宮くらいまで下道を走って帰ってきた。
と言っても、高速道路なんかいらないくらい 1号線バイパスがきれいに整備されていたのにはびっくり。
やっぱ、遠出はいいね(*´Д`)
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