
強烈な刺激臭のある坑道を進んで行くと、たくさんの薬瓶のある枝坑へと辿り着いた。
ナフタリン臭のような強烈な臭いの中を進んで行く。

ビンの群れを避け、奥へと急ぐ。
刺激臭で具合が悪くなりそうだ。

元々は扉が取り付けられていたのだろうか。
コンクリート内部から鉄筋がむき出しとなっている。

この辺りは至る所に薬瓶が放置されている。

水没区間の側面にも並んでいた。

ここも、工作機械が設置されていたのだろう。
コンクリートの台座が残っていた。

きれいな四角で掘削されている主坑道。
工場という感じの作りだ。

どんどんと奥へ進んでいくと・・・。

盛大に水没している区間を発見。

じゃぶじゃぶと音を立て、坑道を進んで行く。

3m程度の高さから伸びている階段を発見。
下に置いてあるブロックを足場に登ってみる。

思ったより高く、登るのに一苦労。

自力で登った yakumo氏に引っ張り上げてもらい、上がることが出来た。
下を見ると、なんだかすごい高さだ。
無事に降りることが出来るのかな?

帰りの心配はともかく、とりあえずは上を目指す。
掘削された階段を上がっていく。

階段を上っていくと、突然 180度ターンしている。

ターンした先は、まだまだ上部へと続いているようだ。
この穴も山頂への抜け穴なのだろうか。

そのままどんどんと上へ上がって行くと・・・。

最後は土嚢にて塞がれていた。
懐中電灯を消すと、完全な闇となる。
光は全く漏れていないようだ。
この外側も、コンクリートで固められた法面かもしれない。

土嚢で塞がれているすぐ横は、掘削途中のようだ。
爆薬を差し込む穴が残されている。
もっと上まで掘るつもりだったのだろうか。

今来た坑道を戻り、なんとか下に降りた。
降りる際は、ゆっくりとジャンプしたのだが、足全体が痺れてジンジンする・・・。
骨折しなくて良かった・・・。
壕内を一通り回ったので、外に出ることにする。
また、上まで上がるのか('A`)

すべりやすい足下に注意しながら、ホースをつかんで上がって行く。
微妙に狭くて登りにくい。

壕口が見えてきた。
もうちょっとだ。

外界に戻ると、太陽がまぶしい!
すっかり天気は回復していた。
今回の六浦地下軍需工場は、横浜市にある巨大地下工場跡だが、この近くにある公園の地下にも、地下工場が残されているらしい。
近いうちにそちらにも、調査に行ってみようと思う。
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